誰かと食べると太りやすい!?
食事を1人でするのはよくないイメージがありますが、たまにはぼっち飯も案外悪くないのかもしれません。
オーストラリアとイギリスの共同研究によると、誰かと食べると食べ過ぎてしまうと示されています。
介入
被験者120人を3つのグループに分けてそれぞれの介入を行う
- 馴染みの友達と食事をするグループ
- 初対面の人と食事をするグループ
- 1人で食事をするグループ
結果
食べた量を比べたところ、
- 初対面の人と食べたグループ2
- 友達と食べたグループ1
- 一人で食べたグループ3
…の順番で量が多かった
考察
つまり、一人で食べるときよりも誰かと一緒に食べた方が食べる量は多くなってしまうということです。なお、友達と食べるよりも赤の他人と食べる方が量が多くなる点も注目に値します。
理由としては、誰かと食べると競争が生じてしまうからだと考えられます。進化心理学的な観点から見ると、人間は原始時代は食べ物を取り合うぐらいに飢餓の時代でした。誰かと一緒に食べると、本能的に「自分の取り分が少なくなってしまう!」という危機感を覚え食べる量が増えるのだと思われます。
意外にも、誰かと食べると食事が楽しくなるからというわけではないようです。なぜなら、初対面の相手と食事をする方が友達と食事をするよりも食事量が増えているからです。
家族や友達よりもそこまで仲良くない相手と食事をする方が狂騒意識が強く働いて食事量が増えてしまうと思われます。
ともあれ、一人で食事をするのは良くないと思われがちですがダイエットをする時には意外といい方向に働くのかもしれませんね。また、食事にしっかり集中して満腹感を得やすいというメリットもあります。
【今日のクエスト】食事会や飲み会の量を見直してみよう
家族と食事を止めるべきというわけではありません。というのも、毎日1人で食事をして食生活が適当になっては本末転倒だからです。
見直すべきは、飲み会などの社交の場での食事の頻度です。
というのも、大人数で食事をすれば競争意識も強くなり普段よりも多く食べると考えられるからです。また、外食はおのずとカロリーも増えてしまうので、二重の意味で太りやすいと言えます。
毎週のように行っている飲み会を断るようにするだけでも食生活をコントロールしやすくなるでしょう。
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