- 複数のことを同時にこなそうとする
- 最近集中力が落ちてきた
- 自分マルチタスクできるぜ!¨
今回はマルチタスクを日常的にやるのはよくないよ~というお話です。
マルチタスクを見直そう!
マルチタスクとは?
マルチタスクとは複数の仕事を同時にやろうとすることです。例えば以下のようなもの↓
- 音楽を聞きながら勉強をする
- 動画を見ながらご飯を食べる
- スープを煮ながら炒めものもつくる
「マルチタスク」というと聞こえはいいですが、実際にはできるだけやらないほうがいいぞ!と注意喚起されています。
マルチタスクに依存すると集中力・記憶力が低下!
普段からマルチタスクの習慣がある人は、知的な能力が下がってしまうことが指摘されています。
スタンフォード大学の研究では、マルチタスクが得意だ!と自負している人が実際に 思考力を問われる課題にどれくらいの成績を出すかを調べています。
介入
300人の被験者を集めた。
- 半数はマルチタスク派の人
- 半数はシングルタスク派の人
マルチタスク派の人は「勉強しながらネットをいじっても問題ないぜ~」とたかをくくっている人たち。それぞれの被験者にいくつかのテストを行い被験者の集中力や記憶力を測定。
結果
- マルチタスク派の人の方がシングルタスク派の人達よりも集中力が低かった
- 長いアルファベットの列を暗記させる記憶力のテストでもシングルタスク派に軍配
- マルチタスク能力を測ってもマルチタスク派の方が成績が低かった
日常的にマルチタスクしている人ほど能力が低くなってしまう理由は、1つのことに注目する習慣が身についていないからだと考えられます。普段から1つのことに集中していない人は、いざという時にも集中力を発揮できないようです。にしても、「マルチタスク得意ですよ」と自負している人たちのほうが、マルチタスクの課題においても成績が低かったのは面白いところ。
そもそも、並行して複数の作業を処理することができるスーパーマルチタスカーは全人口のうち1%から2%程度と言われています。「自分がその1~2%に該当するに違いない!」という自信がないのならマルチタスクは控えたほうがいいでしょう。
はかどっている感じがするのは「快楽」を感じるから
マルチタスクは良くないぞと言われても「俺は複数のことをやっている方がなんかはかどっている感じはするんだ!」と思われる方もいるでしょう。
ただし、「捗っている!」という感じは実は幻想。実際には脳が快楽を感じているだけに過ぎません。
というのも、大昔の人類の時代では一つのことに集中するのではなく多くの事に気を配る方が重要だったからです。食欲や性欲と同じように、生きる上で大事だから快楽が伴うようプログラムされてしまったのかもしれません。
実際に、僕も料理を作る時に複数のレシピを同時進行して「すごい!はかどってる!気持ちいい~」と思うことがあります。ただ、できた料理はどれも微妙な出来だったりします。
「はかどっている幻想」から抜け出すには、実際にどれぐらいの成果が出ているか記録することをお勧めします。
例えば、数学の問題集をやる場合。
- まず30分のタイマーで計測
- そして問題集だけに集中して行った時と、音楽を聴きながら聴きながら問題集をやった時を比較。
- どちらの方が多くの問題を解けたかを評価する
客観的に数字として現れればどちらの方が捗るかすぐに分かります。
【今日のクエスト】マルチタスクをやめてシングルタスカーになろう
ステップ1.自分が今やっているマルチタスクを振り返ってみる
- 勉強中にLINEやSNSをチェックする
- 動画を見ながらご飯を食べる
- パソコンの画面に複数のタブを開いて同時並行で進める
- スープを煮ながら炒めものもつくる
- YouTubeで動画を見ながら関連動画を漁る
…などなど。
ステップ2.改善したいものを1つピックアップして対策しよう
例えば、YouTubeで動画を見ながら関連動画を漁りたくなったら→フルスクリーンにして今見ている動画だけに集中するという感じ。
ステップ3.対策を実践しよう
【獲得経験値】
☑️ステップ3まで実践
コメント