- 人工甘味料は太らないんじゃないの?
- 具体的にどのような商品に人工甘味料が含まれているのか知りたい
「人工甘味料なら太らない」は間違い!
人工甘味料を使ったカロリー0の商品でも体重は増加してしまうようです。
2017年にマニトバ大学医学部らの研究によると、人工甘味料は体重を増やすということが示されています。
分析
人工甘味料を使った体重管理についての37件の論文をメタ分析。合計被験者40万人以上を10年以上にわたって追跡調査
結果
人工甘味料の入った飲み物を1日1杯以上摂取する人は、摂取していない人に比べて体重増加・肥満・糖尿病・心臓病のリスクが高い
考察
人工甘味料はカロリー0にも関わらず肥満や病気の原因になってしまうのは不思議に思えますよね。人工甘味料で太ってしまうのは3つの理由が考えられます。
人工甘味料は甘みを感じるもののカロリーゼロのはずですなのにどうして体重が増えてしまうのでしょうか。その理由は3つ考えられています。
- 味覚を鈍くしてしまう
- 食欲を増進させてしまう
- インスリンによる脂肪の蓄積を促してしまう
1つは人工甘味料が味覚を鈍くしてしまうことです。というのも、人工甘味料は砂糖と比べても桁違いに甘いのが特徴的です。例えば、サッカリンは砂糖の500倍・アスパルテームは200倍・アセスルファムKは200倍・スクラロースは600倍の甘さとされます。
このような人工甘味料の強力な甘さに舌が慣れてしまうと、甘みを受け取る甘味センサーが鈍ってしまうのです。すると、普段の食生活でも砂糖の量を多くしてしまったり、甘いものが欲しくなったりするでしょう。結果的に摂取カロリーが増えてしまうわけです。
2つ目は人工甘味料による食欲の増進です。体が甘みを感じると様々なセンサーが機能します。
甘味センサーは、甘みをキャッチすると脳に働きかけ「グレリン」という食欲ホルモンを出します。つまり、「甘いものが来たぞ!食べられる時にもっと食べておけ!」と命令を出すのです。
人工甘味料はカロリー0であったとしても、甘味センサーに働きかけて食欲を増進させると言えるでしょう。
3つ目は人工甘味料がインスリンを増やしてしまうことです。「インスリン」は血液中に含まれるブドウ糖を中性脂肪として体内に蓄積する働きがあります。砂糖だけでなく甘味料もインスリンを放出させます。インスリンによってより多くの脂肪が蓄積されてしまうのです。
【今日のクエスト】炭酸・コーヒー飲料・お酒・エナジードリンクに注意!
ステップ1:商品の「原材料」をチェックするクセをつけよう
人工甘味料が入っているかどうかは商品の「原材料」を確認するとすぐに分かります。
代表的な人工甘味料としては、サッカリン・スクラロース・アセスルファムK・アスパルテームなどがあります。たいていの商品は「甘味料(スクラロース…)」といったように表記してあります。
買い物カゴに入れるときに商品のラベルを見たり、商品の公式サイトで原材料を確認したりするクセをつけましょう。
ステップ2:具体的な商品を把握しよう
炭酸飲料・コーヒー飲料・お酒・エナジードリンクなどに人工甘味料が入っているケースが多いです。
商品の例
ファンタ→アセスルファムK、スクラロース(オレンジ味の場合)
キレートレモン→アセスルファムK、スクラロース
ワンダプレミアムゼロ→アセスルファムK、スクラロース
他にも…
- 三ツ矢サイダー
- キリンメッツコーラ
- カルピス
- 午後の紅茶
- 明治オ・レ
- ウコンの力
- メガシャキ
…などがあります。
【獲得経験値】
【参考サイト】人工甘味料飲料リスト
人工甘味料が入った飲料がまとめられています。何となく目を通しておくのもいいかと思います。
【関連知識】
↑一部の人工甘味料はメンタルにもよくないかもしれないぜ~というお話をしています。心身の健康のためには甘味料に気をつけた方がいいと言えるでしょう。
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