- 睡眠の質を改善したい
- 人間関係でストレスを感じて夜寝つけないことが多い
今回は、人間関係の質と睡眠の質は関係しているぜ~というお話です。
レスポンシブルな関係性が睡眠の質を向上させる
お互いのことを理解し合える人間関係を構築している人は睡眠の質が高いかもしれません。
実際に、中東工科大学の研究によると、人間関係と睡眠の質に関わっているという結果が示されています。
観察
35歳から86歳のカップル計 698 人を対象。被験者に対して、以下の項目を調査
- パートナーの関係性
- パートナーの性格
- 睡眠の質
結果
レスポンシブルな関係性を持っている人ほど睡眠の質が高かった
考察
「レスポンシブルな関係性」とは、以下のような特徴があります。
- 一緒にいて安心感がある
- 共感してくれる
- 自分の話に耳を傾けてくれる
人間関係が睡眠の質に関わる理由としては、メンタルが安定するからだと考えられます。この研究は観察研究なので、人間関係が良くなれば睡眠の質が上がるのか、それとも睡眠の質が上がるから人間関係が良くなるのかは不明です。しかし、考察するに、相互作用があるのではないかと思われます。睡眠の質が高くなれば、メンタルが安定し 人間関係にも良い影響が及ぶでしょう。なお、人間関係が改善すれば、より安心して眠れるようになるでしょう。
お互いに耳を傾け合う関係性をつくるには、まず自分が相手の話を傾聴する必要があります。
特に夫婦の場合、相手に質問する機会が減りがちです。なぜなら、人間は自分が親しい人に対しては「相手のことをよく理解している」と思い込む節があるからです。これを「近接コミュニケーションバイアス」と言います。実際に、ある研究でも親しい間柄ほど相手への誤解が強いということがわかっています。 恋人同士の時には相手のことを知ろうとしますが、親密になった後に相手のことを知ろうと はしません 。しかし、人間は変化していく生き物です。相手の中に変化が生じている以上 相手に興味を持って話を聞くことには価値があります。
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