「感情労働」への地道な対策「ストレス免疫訓練」

ヘルスポイント
この記事はこんな方にオススメ
  • イライラをコントロールできるようになりたい
  • 自分と反対の意見を言ってくる人に対してムキになってしまう
  • 自分の感情に飲み込まれがち

今回は、カッとなりがちな人はメンタルリハーサルをしておくといいぜ~というお話です。

 

イラっとくる一言に備えよう「メンタルリハーサル」

良心的なアドバイスは大切にするべきです。しかし、時には「そこまで言う必要もないんじゃない?」とイラッとくる一言を言ってくる人たちもいます。

  • お前はやる気が感じられないんだよ!
  • 給料もらってるんだからちゃんとやれ!
  • 先のこと考えてから行動してよ

…などなど。ついついカッとなってしまったり機嫌を損ねた態度をとってしまいがちですよね。こうしたイラッとくる状況にも対処するためには事前の準備が大事です。

 

 

想定しておくだけでクールな脳が起動する

ストレスな場面に対して準備をしておくのは、「メンタルリハーサル」と呼ばれるテクニックです。心理療法の世界では ストレス免疫訓練とも呼ばれ、主に「感情労働者」と呼ばれる従業員へのトレーニングとして行われます。

肉体労働・頭脳労働ならぬ「感情労働者」とは、デパートやコールセンターなどの従業員、キャビンアテンダント…など理不尽なクレームにも耐えねばならない職業を指します。

 

根拠となる研究

実際、ストレスに直面する様子を頭の中でリハーサルするだけでも衝動的になってしまうリスクが減らせることが示唆されています。カーネギーメロン大学と ピッツバーグ大学の研究だと、起こりうるストレスを事前に頭の中でリハーサルしておく事によってストレスに直面したときに前頭前皮質を活性化させやすくなるんだとか。

※前頭前皮質は自制心を働かせるエリアでもある。

 

 

皮肉を創作しよう

僕のお勧めは素直に意見を受け取りつつもちょっとした皮肉で返すことです。相手が余計なことを言ってきた時にはこちらも余計なひと言を添えてお返ししてあげるのが礼儀です。

 

皮肉を考えるメリットは、表面上は攻撃していないように見えることです。

例えば、「こんなところに物を置かれたら邪魔なんだけど!通れないじゃん」と強めに言われたときには、「すみません、僕は全然通れたので気にならなかったんですけど、(相手の体型を見つつ)通れない人もいますよね」と謝りましょう。向こうは「太っていると言いたいの!?」と反論してくるかもしれませんが、「いえいえ、そうは言っていませんよ~」と切り返すことが可能です。

 

もう1つのメリットとしては、皮肉を考えようとして頭をひねることによって冷静な脳を起動させられる点です。感情的になりそうなときにも「そうだ、皮肉を考えよう」と思い出すだけでクールな頭を保つことができます。ちなみに怒りの感情が湧いている時には普段よりも創造性がアップするという研究もあります。ぜひとも、「何と皮肉を言ってやろうか?」とクリエイティブに考えてみてください。

 

【今日のクエスト】イラッとくる瞬間の想定問題集を作ろう

受験のために過去問で対策を練るのと同じように、過去に遭遇したストレスな場面を思いだし対策を練ってみましょう。

ステップ1:自分がイラッとした瞬間を思いだそう

  • 自分なりに一生懸命やっているのに「お前はやる気が感じられない」と言われた
  • 「給料もらってるんだからちゃんとやれ!」と脅された
  • 「先のこと考えてから行動すれば?」と余計な一言を言われた

ステップ2:「皮肉を言って返すとしたら?」と考えてみよう

  • 「お前はやる気が感じられないんだよ!」→「なるほど、そうやって感情的になって表現するのが大事なんですね。勉強になります」
  • 「給料もらってるんだからちゃんとやれ!」→「すみません、僕なんかに給料をやるのが惜しいぐらい経営が苦しいですもんね。」
  • 先のこと考えてから行動すれば?→「ためになる一言を添えて頂いてありがとうございます」
【獲得経験値】

☑️イラッとくる場面を想定し、準備した

精神力アップ!

コメント

ららららら

あららららら

あああかかかささ

 

popupだよ。

tigerだよ。