「また今度」がなくなる行動力の科学

慎重になりすぎず行動

内向的な人は、外向的な人よりも慎重に準備をしてから行動に移します。
 
慎重さは素晴らしい能力なのですが、行動力を奪ってしまうというデメリットもあります。
 
「個人事業をやるなんていったら笑われるかもしれない」
「興味はあるけど周りの人と違うことをするのはちょっと…」
 
 
僕も最初はブログを始めるのにも抵抗がありました。
 
自分の言葉をネットに書くなんて恥ずかしいと思い行動できなかったのです。
 
それが今やYouTubeで動画をあげたり、調査のために知らない人に声をかけたりと、勇気のいる行動ができるようになりました。
 
 
すべてはやった後悔より、やらなかった後悔の方が大きいという考えのもと行動したからです。
 
逆に「行動しない」という選択を繰り返してしまうと、行動しない癖がついてしまいます。
 
これを「非行為の慣性」と呼びます。
 
ベングリオン大学のオリットティコンシスキの研究によると、重要な場面で行動を起こさない人は、その後の同じような場面に遭遇したときも行動を起こせなくなる、と言われています。
 
 
 
つまり、早いうちから行動する習慣をつけた方がいいのです。
 
 

「成功はプラス、失敗はゼロ」と考える

行動を恐れる人は、成功をプラス、失敗はマイナス」という考え方をしてしまいます。
 
「失敗はゼロ、何も失うことはない」という考え方をしてみましょう。
 
 
また、ゼロどころか失敗すらプラスになるんじゃないかという心理学の研究もあります。
 
ジョージア大学の研究では、起業家は破産するたびに賢くなり、破産のリスクが下がっていくとい言われています。
 
また、ルボーフも、起業家は10回失敗すると11回目は必ず成功する計算になるという「ルボーフのテクニック」という思考法を提唱しています。
 
様々な研究で失敗はマイナスどころか、プラスになると言われているのです。
 
 
 

内向型ほど伸び代がある

外向的は他罰的な考え方をするのに対し、内向的な人は自罰的な考え方をします。
 
 
自罰的:問題が起こると自分のせいだと考える
他罰的:問題が起こると周りの人や環境のせいだと考える
 
外向的な人の方がクヨクヨ考えずに切り替えることが得意なので望ましいように見えます。
 
しかし、これも考えようです。
自罰的ということは、常に自分に問題があると考えて自分を改めようとするということです。
つまり、より大きな自己成長が期待できるのは内向型だと言うことです。
 
自分を低く見積もったり、不利な状況を想定することを「認知的負荷」といいます。
 
例えば、バスケの練習をするにしても普通のゲームをするより、3on5のように不利な状況だと仮定してプレイした方が練習効果は大きくなりそうですよね。
 
内向的な人は常に自分に認知的負荷をかけることができています。
 
 
長期的な継続が必要なコンテンツの運営でも、内向型なら試行錯誤で乗り切ることができるでしょう。
 
 
 

理想が高くても意外と叶う

自分に大きな期待を寄せるだけでも、パフォーマンスは向上します。
 
これは「期待効果」と呼ばれる心理現象です。
 
 
自分に期待するためにも、内向的な自分に自信を持つことが重要です。
 
 
このサイトでは、内向的な性格を「外向性が低い」とは表現せずに「思索性」と呼んでいます。
 
内向的というのは、ネクラというネガティブな要素だけではなく、物事を深く考えるという要素を持つ、外向性と並ぶ(またはそれ以上の)能力だという意味を込めています。
 
思索性については、こちらの記事で紹介しています。
 
 
「内向的な自分を変えたい」という方は、性格ではなく、考え方を変えてみませんか?
 
 

コメント