ADHDの子供は毎日ジェットコースター並みの刺激が必要!?

子どもと自分を鍛えるコース

ADHD(注意欠如多動症)の子供に悩んで親御さんもいるのではないでしょうか。

「学校で落ち着きがなく、先生や他の生徒に迷惑をかけているのではないか」と気が気でないのもわかります。

 

そんな ADHD の子供の症状を改善する方法として、有効なのが体を激しく動かすスポーツを習わせることです。

 

ADHDは毎日でもジェットコースターに乗りたがる

そもそもADHD の子供はなぜ落ち着きがないのでしょうか?

ADHD が感覚刺激に鈍感であることが原因のひとつにあげられます。

感覚視覚とは皆さんがご存知の視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚の五つの他に、平衡感覚・固有感覚・内臓感覚など様々な感覚があります。

中でもADHD は平衡感覚固有感覚のが鈍感です。

 

こうした感覚が鈍感な人たちは ジェットコースターが大好きだったりします。

なぜなら、感覚刺激に鈍感であるということは激しい刺激を求めるということだからです。

 

激しい刺激を求めるために、体を動かしたくなる衝動に駆られるというわけですね。

 

と言っても、学校では授業に集中しなければならず、十分に体を動かすことができません。

ですので、家や習い事で体を十分に動かす機会を設けることが大切です。

 

たくさん動いてすっきりすることができたら、多少の落ち着きを取り戻すことができます。

 

運動でADHDが解消

運動することによって ADHD の傾向を抑制することができると考えられています。

 

根拠となる研究

ある科学者のグループが17人の子供を対象にした実験。

  • 被験者となった子どもたちは過活動で ADHD の傾向が見られた
  • 子供達には8週間にわたって、授業が始まる前に遊びの中で心拍数が上がる運動をさせた
  • 8週間後、子供たちの集中力や協調性を調べるための 心理テストを行い、保護者や教師にも インタビューを行った
  • その結果、3分の2を超える子供達で集中力が改善する効果が見られた

つまり、2ヶ月間ほど運動に取り組むことによって、ADHDを改善する効果が見られるとのことです。

ぜひ運動の習慣を身につけておきましょう。

 

実践アイデア:
  1. パルクール、スケボー、新体操など体全体を動かすスポーツを習わせる
  2. 習い事をさせても話を聞くかどうか不安」という場合は、家でできることを考えてみましょう。
  3. ボクシング用のサンドバックを用意するなど

 

 

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