- 朝にいきなり菓子パンや白米を食べることが多い
- 糖尿病が心配。血糖値を上げないような食事は?
今回は血糖値をコントロールしてくれる食材を解説します。
シナモンが血糖値を改善!
心トレ信頼度:★★☆☆
血糖値を改善する効果が高い食材とは、シナモンです。シナモンはお菓子などに使われることが多いので意外に思われたでしょうか。
しかし実際、ある研究(※)ではシナモンを摂取することによって口からブドウ糖を摂取したときの血糖上昇曲線下面積(AUC)※を低下させることが分かっています。
※血糖上昇曲線下面積(AUC)とは、時間がたったときの血糖値増加量の面積です。食事をしてどれぐらい血糖値が上がるかな~と確かめるときの指標です。基本的には食べたときにAUCが低いほうがいい
また、インスリン感受性にも改善が見られたとのこと。つまり、食事にシナモンを取り入れることによって高血糖を抑えることができるのです。ただ規模が小さい研究ではあります。
原産国はスリランカ以外をチョイス!
心トレ信頼度:★★☆☆
シナモンを選ぶときには注意が必要です。というのも、シナモンには「カシアシナモン」と「セイロンシナモン」2つの種類があり、種類によって健康効果も異なるからです。
- カシアシナモン:中国やベトナムなどが原産。濃厚な香りが特徴。研究で血糖値を改善する効果が確認されている
- セイロンシナモン:スリランカが原産。上品な香りが特徴。血糖値改善の効果なしか。
ある研究(※)によると、カシアシナモンの場合血糖値を下げる効果が確認されたものの、セイロンシナモンでは効果が見られなかったとのこと。
ですので、糖尿病の改善・予防という観点では、カシアシナモンを選びたいところです。シナモンを選ぶときには表示に書いてある「原産国」に注目です。
スリランカで生産されるのはセイロンシナモン、中国やベトナムなどで生産されるのはカシアシナモンです。なので「スリランカ」以外のものを選ぶといいでしょう。
S&B食品のシナモンパウダーは原産国が中国となっているのでカシアシナモンです。
なお、スーパーなどで買うときは「シナモンシュガー」と書かれているものを選ばないようにしましょう。こちらはシナモンと砂糖が混ざっているものなので、摂りすぎるとむしろ糖尿病が悪化してしまいます。
摂りすぎると肝臓を悪くする原因に!
シナモンは1日小さじ4分の1を目安に摂りましょう。
摂りすぎてしまうと肝臓を悪くする原因になるからです。というのもカシアシナモンには「クマリン」という成分が含まれており肝臓に負担をかける作用があるからです。
シナモンの効果は結構すごくて、「糖尿病の検査の前の夜にシナモンを小さじ2ほど摂れば検査結果をごまかすこともできる!」なんてことも言われているぐらいです。しかし小さじ2杯は絶対摂りすぎなのでやらないように。(笑)
ちなみにセイロンシナモンにはクマリンは存在しないんだとか。血糖値の改善を目的とするのでなければセイロンシナモンをチョイスするのが無難かもです。
【実践】シナモンを手軽に取り入れよう
シナモンはお菓子に使われるイメージですが、健康的な食材にふりかけても合います。オススメはオートミールです。
オートミール50gに対して豆乳200mlとはちみつを大さじ1~2混ぜる。後は適当なナッツ類を入れて、シナモンパウダーを振りかけるだけ。
朝食に菓子パンやバターたっぷりのトーストを食べている方は、代わりにオートミール+シナモンを実践してみてはどうでしょうか。シナモンの効果だけでなく、オートミールやナッツの食物繊維も血糖値のコントロールに貢献してくれます。
【今日のクエスト】シナモンオートミールを実践しよう
✓スーパーやネットショップでカシアシナモンを買った
✓レシピをつくった
【獲得経験値】
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