自然の散策だけで認知機能がアップ!
自然のなかで過ごすと疲れた頭をリフレッシュさせる効果があるみたいです。
根拠となる研究
2008年のミシガン大学の研究では自然を散策することで認知機能が高まったと示されています。
The cognitive benefits of interacting with nature - PubMed
We compare the restorative effects on cognitive functioning of interactions with natural versus urban environments. Attention restoration theory (ART) provides ...
介入
38人の学生を被験者として認知力テストを受けてもらう。認知力テストの後、被験者を2つのグループに分けて比較。
ロジ
ちなみに、行われた認知力テストは聞いた数字の列を逆方向から繰り返すというものでした。
- 55分間人里離れた果樹園を散歩する
- 55分間交通量の多い市街地を散歩する
その後、もう一度同じ認知力テストを受けてもらう。
結果
両グループでスコアが上がっていたが、自然のない場所を歩いたグループ2よりも自然を散策したグループ1はよりスコアが上がっていた
考察
自然の中を歩く方が、都会を歩くよりも注意力が上がった点が注目ポイントです。
理由としては、都市の場合は行きかう車や街頭など注意力をひきつけてしまう要素が多いからだと思われます。確かに刺激が多すぎる街のなかでは十分にリラックス効果を得ることはできなさそうです。
仕事や勉強の合間に散歩するのは、どんな場所を歩いたとしても一定の集中力回復の効果があります。ただ、どうせ歩くなら自然が多い場所をチョイスした方がいいようですね。
【今日のクエスト】勉強で疲れたら積極的に自然の中を歩こう
ステップ1:まずは10分の散歩から始めてみよう
今回の自然の中を散歩する研究では55分歩いてもらっていますが、55分では少し長いなと感じるでしょう。そこで10分の散歩を取り入れてみましょう。
というのも、勉強の前後に10分外で歩くだけでも記憶の定着率が高まるという研究があるからです。
勉強前後の10分で劇的に単語を覚えやすくなる方法
この記事はこんな方にオススメ 英語学習などで新しい単語をすぐに覚えられるようになりたい 暗記系の科目でキーワードをしっかりと覚えたい 今回は、運動→勉強→運動のサイクルを組むことによって単語を覚えやすくなるぜ~というお話です。 10分歩くだ...
ステップ2:習慣のレシピを作ろう!
勉強していて「疲れたな」と思ったら→外に出て自然の中を歩く
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