退屈な仕事をしてると失業者より幸福度が低い!?
2010年のギャロップ調査によると、疎外感を覚えたり感情移入できない仕事をしている人達は、失業状態にある人よりも幸福度が低かったという結果が出ています。
また、スウェーデン で従業員を対象にした調査では、単調な仕事は心筋梗塞のリスクを高めてしまうことが明らかになっています。
退屈な仕事は心身の健康に悪いということですね。
そうは言っても「簡単に今の仕事を離れられない」という方も多いでしょう。そこで「ジョブ・クラフティング」というテクニックです。
ジョブ・クラフティングで仕事に価値を生み出そう
「ジョブ・クラフティング」とは自分の仕事の意義を捉え直すことによって、モチベーションをアップさせる方法です。
ジョブ・クラフティングにまつわる有名な例を出しましょう。
- 働いている男たちに「何をしているんですか?」と問いかけました。
- するとある男は「レンガを積んでいるんです」と答えました。
- もうひとりの男は「大聖堂をつくっているんです」と答えました。
みたいな話だったと思います。
どちらの男が仕事に対する情熱やモチベーションが続くかというと、もちろん後に答えた方の男ですよね。
つまり、同じ仕事でも自分のなかでの捉え方が違うだけでモチベーションが左右されるということです。
ジョブ・クラフティングの手順
ノートとペンを用意して、手順通りに実践してください。
- 自分の仕事内容を細かく分類して書き出してみる
- カテゴリ別に仕事内容ごとに意義を見出して書き出してみる
まずは自分の今の仕事内容を分割してみましょう。仕事の分量をパーセントで表してみるとさらにいいです。
僕の場合スイミングコーチをやっているので、それを例に解説していきますね。
- 子供の指導 45%
- 指導の研修 30%
- プールの監視 15%
- パソコン処理 10%
こういう感じで、自分の仕事を細かいカテゴリに分けてみます。
次に書き出した仕事内容ごとに、自分なりの仕事の意義を見出していきましょう。
「よりよい仕事にするにはどうしたらいいか」「自分のスキルが伸びるような工夫はできないか」「もっと自分の強みが活かせるやり方はないか」など様々な方向から考えていきましょう。
僕の場合なら、
- 子供の指導 45% →自分の向学心を生かして水泳をロジカルに学ぶ、ブログで教育の記事を書く時の参考にする、子供と話してコミュ力を伸ばす
- 指導の研修 30% →上司とコミュニケーションをとる、上司のウンチクをどれだけ引き出せるかゲームをする
- プールの監視 15% →長時間立っていても疲れにくい姿勢を研究する
- パソコン処理 10% →超集中してフロー体験を目指す
みたいな感じです。
別に「仕事の意義を見つけなきゃ」と堅くならずに、超個人的な野望を見つけるだけでいいのです。こんな風に自分なりに仕事の意義を決めていくと、それだけでやる気が湧いてきますよね。
【獲得経験値】
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