「自分らしさって、どうやって見つける?」
日々の選択、迷い、人間関係のすれ違い…。そんなとき、自分の中に「軸」があったらもっと楽なのにと思ったことはありませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが、名づけて「価値観キャラメイク」という実践法。
まるでゲームのキャラクターを作るように、自分の価値観や習慣、性格、口癖などを言語化して、自分を物語の登場人物として設定してみるのです。
心理学の研究でも、価値観を意識的に持つことはストレス耐性や判断力の向上に繋がると言われています。このブログでは、価値観キャラメイクを通じて、自分をより深く理解し、実生活の中でどう活かしていくかをご紹介します。
【関連知識】
今回の実践内容のベースとなる研究はこちらです。

「友情」「知識」「自律」「想像」といったキーワードから、自分の価値観を見出すワークを紹介しています。

2023年のノースカロライナ大学チャペルヒル校などによる研究を解説しています。自分を物語の主人公のようにとらえ、これまでの人生にどんな問題に直面し、どのように解決してきたかを描写することでメンタルヘルスが向上するだけでなく脳機能まで高まったという研究結果です。
自分の「価値観」を定める重要性
価値観とは、どんなストレスにも対処できる「道しるべ」
自分の価値観をハッキリさせその価値観に沿った選択をすることによって、より賢明な選択ができるようになります。
自分の価値観: 「知識」
思考の転換:「他人の見識にも耳を傾けることによって自分の『知識』を増やすことができる」
行動の変化:向学のためと考えて反対意見も素直に聞いてみる
得られるメリット:自分の見解を広げられる。周りにも「賢いけど、自分の考えに固執しない柔軟な人」と評価される
自分の価値観: 「自律」
思考の転換:「感情に流されず、自分の対応に責任を持つことが“自律”だ」
行動の変化: 相手を責めず、冷静に状況を整理しながら建設的な提案を行う
得られるメリット: 自分の感情をコントロールでき、周囲からも落ち着いた信頼できる人と認識される
思い出す価値観: 「成長」
思考の転換:「結果がすぐ出なくても、一歩ずつ進んでいる自分こそ成長中だ!」
行動の変化: 過去の小さな達成を振り返り、継続へのモチベーションを取り戻す
得られるメリット: 途中で諦めず、最終的に成果を出す力が育つ。自己効力感もアップ
さらに、継続的に意識することで、その価値観が自分の「信頼される個性」にもつながります。価値観に沿った行動をとることで周りの人にも一貫した印象を与えることができるからです。
「価値観キャラメイク」で決めゼリフやアイコンを考えてみよう
自分の価値観を見つめ直すことが重要だとわかっていただけるかと思います。しかし自分の価値観を見出す作業は堅苦しく思えてしまうので、今回はゲーム感覚で実践できる方法を取ってみましょう。自分自信を物語のキャラクターのように捉えて、価値観・口癖・日々の習慣・性格・特技などを設定してみるのです(ここでは「価値観キャラメイク」と呼びます!)。
設定する項目:
- 決めゼリフ(口癖や座右の銘)
- ジョブ(職業、もしくは憧れの職業)
- 拠点(よくいる場所)
- 習慣(よくとる行動や趣味)
- 弱点(苦手なこと、やらないようにしていること)
- 師匠(尊敬する人、有名人)
- アイテム(持ち歩くアイテムなど)
- アイコン(自分を象徴する動物や道具など)
- テーマ(よく考えること、夢)
【実践】ゲーム感覚で実践!「価値観キャラメイク」
- 決めゼリフ(好きな言葉や座右の銘)
- ジョブ(職業、もしくは憧れの職業)
- 拠点(よくいる場所)
- 習慣(よくとる行動や趣味)
- 弱点(苦手なこと、やらないようにしていること)
- 師匠(尊敬する人、有名人)
- アイテム(持ち歩くアイテムなど)
- アイコン(自分を象徴する動物や道具など)
- テーマ(よく考えること、夢)
ステップ1:決めゼリフ(好きな言葉を探る)
- 普段の会話やLINE、SNSの投稿を見返して、「よく使っている言葉」や「何度も思っているフレーズ」を探す
- その言葉にどんな価値観(例:慎重、前向き、効率重視)が隠れているか考えてみる
- キャラ設定として決めゼリフに落とし込む(例:「ま、なんとかなるか」→楽天的な性格)
ステップ2:ジョブ(理想の自分を想像する)
「なりたい職業はなんだろうか?」と考えることで、自分が理想とする人物像を意識してみましょう。
- 子どもの頃や今、少しでも憧れた職業を3つ書き出す
- それらに共通する要素(人の役に立つ、自由、挑戦、芸術性など)を抽出する
- 憧れの職業や人物像をジョブに落とし込む。ジョブ名はフィクションでもOK
ステップ3:拠点(居心地の良さのヒント)
- 「自然の中」「静かなカフェ」「人が集まる場所」など、好きな居場所を思い出す
- なぜその場所が好きなのか(安心、刺激、孤独の心地よさ)を深掘りする
- キャラクターの「拠点」として設定し、自分の心の居場所を意識する
ステップ4:習慣(滲み出る価値観を探る)
- 無意識にやっている習慣やこだわりを3つ挙げる
- それがどんな価値観(継続力、準備、清潔、情報収集)に基づいているか考える
- キャラの「習慣」として設定する
ステップ5:弱点(逆に大事にしていることが見える)
- 苦手だと感じる行動や場面を3つ書き出す
- それは自分のどんな価値観に反しているのか考える(例:不正が嫌→正義感が強い、感情論が嫌い→論理性を重視)
- キャラの「弱点」として設定し、反面教師とする。もしくは同時に自分にとっての課題として捉える(例:感情論が嫌い→論理性を大事にしつつも、人間の心理も勉強する)
ステップ6:師匠(身近な人物から理想の方向性を探る)
- 尊敬している人(有名人や身近な人、好きな本の著者など)を3人挙げる
- その人のどんな行動や考え方に惹かれるのかを具体的に書く
- キャラの師匠として設定し、価値観や行動指針に取り入れる
ステップ7:アイテム(自分に欠かせないモノを探る)
日常で大切にしている価値観を“形あるモノ”から考えてみましょう。「このアイテムを常に持ち歩くキャラ」というイメージで周囲に認知させることも意識するといいです。
- 普段の生活で「これは自分にとって欠かせない」と感じるアイテムを3つ思い出して書き出す
(例:メモ帳、水筒、手鏡) - それらのアイテムが「どんな価値観」に紐づいているか考えてみる
(例:メモ帳→創造性、水筒→健康意識、手鏡→整える美意識) - その中で特に「自分を象徴する」ものを選び、キャラのアイテムとして採用する
ステップ8:アイコン(自分を動物や道具でたとえる)
自分らしさを“動物や道具”の象徴で表してみましょう。アイコンとして設定したものをSNSやプロフィールに小さく使うことで、アイデンティティとして周囲にも伝わるようにできます。
- あなた自身を動物やモノに例えるとしたら何?を考えて3つ書き出す
(例:フクロウ、カメ、はさみ) - その例にした理由を言語化する(=自分が大事にしている価値観を見つける)
(例:フクロウ→知識と冷静さ、カメ→着実な努力、はさみ→無駄を切る合理性) - その中で「一番しっくりくるもの」をキャラのアイコンに設定
ステップ9:よく考えるテーマ(心の関心事)
- 最近よく考えていること・悩んでいることをメモする
- そのテーマは、何を大事にしているからこそ気になるのかを分析する
- その価値観をキャラの「人生のテーマ」として設定する
完成したキャラ例
「合理性」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ:便利クリエイター(アプリなどの便利なツールを調べ、活用方法を見い出す)
- セリフ:「Tech is Efficient(技術は、最適解だ)」
- 拠点:自宅
- 習慣:アプリ関連の雑誌を読む
- 弱点:無駄なペーパーの書類や、形式的なやりとり
- 師匠:スティーブ・ジョブズ
- アイテム:アイデアを書き留めるメモ帳
- アイコン:iPhone
- テーマ:老若男女、テクノロジーを使いこなしてほしい!そのためにITをわかりやすく解説し、便利さを知ってもらう活動をしよう!
「知識」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: 知識探求ナビゲーター(調べ物や情報収集の達人)
- セリフ:「無知を恥じるな、知ろうとしないことを恥じよ」
- 拠点: 図書館の一角、もしくは知識系YouTubeのコメント欄
- 習慣: 本を読みながら気づきをメモする
- 弱点: 感情論の会話、裏付けのない発言
- 師匠: 池上彰
- アイテム: 分類されたメモ帳とマーカーペン
- アイコン: フクロウ
- テーマ: 情報の海を渡り、知識を武器に未来を切り拓く
「成長」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: 努力の錬金術師(地道な努力で成果を出す)
- セリフ:「継続は力なり!」
- 拠点: 早朝の静かな書斎
- 習慣: 朝のルーティンとタスク管理
- 弱点: やる気に頼った行動、誘惑に流されること
- 師匠: 二宮尊徳
- アイテム: 日記帳とポモドーロタイマー(作業管理のタイマー)
- アイコン: カメ
- テーマ: 目立たずとも、一歩一歩を大切に
「謙遜」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ:ノーマルタイプのジムリーダー(偏った性格や能力でなくバランスよく備える)
- セリフ:「中庸こそ万能」
- 拠点: 瞑想用の静かな部屋
- 習慣: 日々の反省を日記で綴る
- 弱点: 自分を前に出すPR活動や自慢話
- 師匠: 千利休
- アイテム: 日記帳と筆ペン
- アイコン: 菊の花
- テーマ: 突出するより、調和や中庸を大事に。特定の考え方に固執せずバランスの取れた考え方や能力を備える
「自律」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: 自己調律師(セルフマネジメントの達人)
- セリフ:「自由とは、自律の上に成り立つ贅沢だ」
- 拠点: 整頓された自室のデスク
- 習慣: 週ごとの目標設定と振り返り
- 弱点: 他人任せ、突発的な環境の変化
- 師匠: マーク・ザッカーバーグ(シンプルで自律的な思考)
- アイテム: タスク管理アプリとタイマー
- アイコン: 羊飼いの杖(自己統制の象徴)
- テーマ: 自分を律することで、自由に生きる。誘惑が多い現代では誘惑に負けていては時間を無駄にして健康を損なってしまう。
「友情」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: 絆のコンダクター(人と人をつなぐ)
- セリフ:「一人では速く行ける。でも、仲間となら遠くへ行ける」
- 拠点: 居心地のいいリビング、共有スペース
- 習慣: 誕生日に友だちに手紙を書く
- 弱点: 一人きりの時間、無関心な態度
- 師匠: アンパンマン
- アイテム: 写真付きのお守り
- アイコン: ハートマークのバッジ
- テーマ: つながりこそ、心の栄養
「健康」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: バランス・ガーディアン(心身のバランスを保つ守護者)
- セリフ:「健康はすべてではないが、健康を失えばすべてを失う」
- 拠点: 朝の公園、ジム、湯船の中
- 習慣: 食事記録と毎日のストレッチ
- 弱点: 夜更かし、過労
- 師匠: ヨガインストラクターの友人
- アイテム: 水筒と歩数計
- アイコン: サラダチキン
- テーマ: 元気は、すべての土台
「創造」の価値観を見出した人のケース
- ジョブ: イメージ職人(想像を形にする人)
- セリフ:「“変”だと思われることに、チャンスは隠れている」
- 拠点: 画材の散らばる作業部屋
- 習慣: 気になったことをスケッチやメモにする
- 弱点: 型にはめられた発想、常識に縛られること
- 師匠: 宮崎駿
- アイテム: スケッチブックと万年筆
- アイコン: カメレオン(変幻自在)
- テーマ: 世界にまだないモノを生み出す楽しさを味わい尽くしたい
【実践②】自分のキャラクターをアピールしよう
ステップ1:決めゼリフ(格言)をプロフィールに載せよう
例:「合理性」→「Tech is Efficient!(技術は、最適解だ)」
ステップ2:アイテム(トレードマーク)を実際に持ち歩こう
ステップ3:テーマ(人生観)を語ってみよう
まとめ:キャラクターは、あなたの中のもう一人の自分。
価値観キャラメイクをすることで、迷ったときの指針が明確になり、トラブルや葛藤にも冷静に対応できる「自分の軸」が育ちます。
さらに、それを日々の生活に落とし込み、LINEの一言や持ち歩くアイテム、話し方にまで表現していくことで、周囲にも自然と「あなたらしさ」が伝わるようになります。自分自身を物語のキャラクターとして捉えることで、日常の選択や判断に「自分らしさ」という軸が生まれます。
迷ったときこそ、自分のキャラクターに戻ってみる。きっとあなたの価値観が背中を押してくれるはずです。完成したキャラクターは、あなたの価値観をいつでも思い出させてくれる存在。ぜひ、ノートやスマホに保存し、日々の行動に活かしてみてください。
今日から始まる「自分を物語る」新しいライフスタイル、あなたも楽しんでみませんか?
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