起業やフリーランスを目指すために「会社を辞めようか」と迷っている方もいるでしょう。
結論を言うと、会社は辞めない方がいいです。
今の会社を続けながら、自分の時間を使って勉強をしたり、副業として始めたりしましょう。確かに、会社を辞めてしまうことで時間が増えるのはいいことなのですが、心理的にはデメリットの方が多いと言えるのです。
天才でも一点集中では凡人になる!?
業界で活躍しているやり手の人たちは、メインの活動に100%を注いでいるわけではありません。むしろ天才たちはメインの仕事に2割程度しか時間を割かないと言われているのです。
なぜなら、メインの活動に一点集中してしまうと柔軟な発想を得ることができなくなるからです。
実際にプリンストン高等研究所の実験を見てみましょう。
- 「天才たちに好きなことだけをやってもらう」という趣旨の実験
- 授業をする義務もなければ無駄な会議もなく、すべての時間を自分の好きな研究に使えるようにした
- 結果、多くの人達は生産性が落ちてしまった
つまり、一見無駄に見える仕事がなくなることによって、自分の研究がはかどらなくなってしまったのですね。偉大な業績を支えていたのは無駄に見える活動だったのです。
邪魔だと感じる仕事のなかには、メインの仕事につながるヒントが隠されているからです。
例えば、俳優になりたいけど売れるまでは飲食店でアルバイトとして働きながらスクールに通っているという人たちがいたとしましょう。こんなとき「アルバイトが忙しくて演技の勉強に打ち込めない」という言い訳が出てきそうです。
しかし、アルバイトでの接客の経験がメインの活動(演技)へのアイデアとなることだってあります。
副業に関しても同じです。「起業するためには仕事が邪魔だ!」とやめてしまうと新しい刺激がなくなり、生産性が落ちてしまうのです。
副業には2割割ければいい。専門バカにはなっちゃダメ
リスクをとると直感が鈍る
副業を成功させるにはアイデアを考えるだけではなくアイデアを行動に移すことが大事です。そこで必要なのは「これならいける!」という直感力です。
しかし、人はリスクをとっているときやストレスを感じるときは、直感が鈍り挑戦的な姿勢も失われると言われています。
実際にペンシルバニア大学のアダム・グラントの研究では、会社を辞めて起業した場合と会社をやめずに副業として始めた場合では、後者の方が倒産リスクが33%減るという報告をしています。
自分を追い込んだ方が力を発揮できるという根性論を信じるよりも、このデータを信じてみてはいかがでしょうか?
リスクは選択を誤らせる
忍耐力が失われ誘惑に負けやすくなる
失敗する不安を感じると忍耐力も下がってしまいます。これは「恐怖管理」という心理現象が働くためです。
恐怖管理とは、不安から逃れるために目の前のご褒美に飛び付いてしまう心理のことです。
例えば、お金に困っている人が、その不安から逃れるために買い物をして火の車になってしまうのも恐怖管理によるものです。
すべてを投げうって起業したら「もしかしたら失敗して無一文になるかもしれない」という不安に苛まれてしまいます。すると、仲間と飲みに行くのが恋しくなったり、ネットや買い物に時間をとられてしまったりするのは目に見えています。
勉強しなければならないのに誘惑に負けてしまうのです。そのような現実逃避を起こさないためにも、安定した生活費の確保は絶対と言えるのでしょう。
不安だと努力できない
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