- 友達や恋人がいなくて寂しい
- 周りの人に比べて自分は学校生活をリアルに充実できてない気がする
- SNSで他人の充実さを羨ましく思ってしまう
自分がいわゆる非リアなんじゃないかと劣等感を抱いている人もいると思います。
しかし実は、「リア充になりたい」という考え方自体が孤独感を生む原因となっているのです。
幸福を求めるほど幸福ではなくなる!?
心理学の研究↓によると、幸福になりたいという欲求の強い人ほど孤独感が強くなることが分かっています。
実験では「人生において、幸福が何よりも重要だ」という偽の記事を読んだグループは、読んでないグループに比べて孤独感が強くなり、プロゲステロン(絆を感じるホルモン)の分泌が弱くなったそうです。
つまり、「友達をたくさん持って外交的なグループでワイワイ盛り上がることが幸せだ」「恋人をつくることが幸せだ」という風に、凝り固まった幸福への価値観を持っていると、逆にマイナスな感情が増えていくばかりだということがわかります。
「キャラ」を演じると疲れるのは研究でも証明済み
「目立つグループに入りたいから外向的な性格を演じている」という方もいることでしょう。
偽りのキャラを演じるのは疲れることですが、科学的にもデメリットが分かっています。
テキサス大学の研究によると、素の自分とは違うキャラクターを演じ続けることで病気にかかりやすくなることが分かっています。
偽りのキャラクターを演じることによって自律神経のバランスが崩れ、免疫系が不調になります 。また慢性的な体の疲れや不眠・疲労感・うつ病のリスクにもなります。
素の自分を受け入れて、ありのままでいるのが一番幸せなのです。
恋人持ちの方が実は不幸だった!?
周りの人には恋人がいるのに自分にはいない」という劣等感を感じているかもしれません。
しかし、「恋人持ちのリア充の方が実は不幸なんじゃない?」という研究もあるそうです。
アメリカの南メソジスト大学、ミシガン州立大学の共同研究によると、恋人がいる人よりも、恋人がいない人の方が全体的に幸福度が高いそうです。
恋人持ちは「恋人がいる人は自分には恋人がいるんだ」という安心感により、人生への満足感は高いものの、ポジティブな感情や充実感においては独り身の人が勝っているそうです。
つまり「恋人がいる人の方が不幸だし、幸せだと思える感情も実は『俺はリア充なんだ』という安心感によるもので、恋人がもたらす幸福感ではないよ」というわけです。
もちろん一概に「リア充は不幸だ」とは言えず、恋人との関係がとてもよかった場合幸福度はちゃんと高くなるそうです。
ただ、恋人がいないことにそこまで劣等感を感じることはないかと。
【今日のクエスト】無理してリア充を目指すのはやめよう。幸せに見える人たちも思っているほど幸せじゃないから。
【獲得経験値】
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