学校でいじめられないための心理学的に正しい怒り方

陰キャのためのメンタルアップコース
 
  • 思ったことをなかなか口に出せない
  • 怒りを溜め込んでストレスになってしまう
  • イジりがエスカレートしてきている
 
会社や学校で「自分はいじられキャラだ」という方は多いでしょう。
キャラのうちならいいのですが、段々とイジメやパワハラに発展していく危険性もあります。
 
  • いつも汚れ仕事を押し付けられる
  • ジュースを買わされる
  • 社会人なら、飲み会で一気飲みをさせられる
…などなどイジりがエスカレートしてくることがあります。
 
僕も中学生の頃はうまく怒りを表現できず、ボール遊びをしたあとに片付けさせられたり、スリッパを隠されたりなど黒に近いグレーなイジりをされていました。
 
そこで今回はいじめられないための心理学的に正しい怒り方を解説していきます。
 
 

怒り出しにくい時はマイクロアグレッション

  • 友達から不快なからかいを受けても笑いでごまかしてしまう
  • 友達からのいじりがエスカレートしてしまう
 
イラッとするようなイジりをされても、自分の怒りを表面に出せず笑いでごまかしてしまう人はいるのではないでしょうか。
 
「ブチ切れて事を荒げたくない」「そんな勇気はない」という方にオススメなのがマイクロアグレッション(微細な怒り)をしてみましょう。
 
マイクロアグレッションとは自分の怒りの感情を仕草や表情で相手に悟らせるテクニックです。
 
 
 
無表情になる・目をそらす・肘をつくなど怒りを表す仕草をして、相手に「これ以上やったらやばい」と思わせることによって自分の怒りを伝えることができます
 
要は「ブチ切れるのではなく、半ギレしろ!」ということです。
 
 

イジられるだけでなくこちらから「イジれ」

いじられキャラになりやすい人は、基本的に周りからなめられている人です。なめられないためには「冗談」を活用するといいです。

なぜなら冗談やユーモアを用いて人をイジることで相手よりも心理的に優位に立てることが分かっています。

 

根拠となる研究

アメリカ・ウィスコンシン大学のカンター 博士が行ったアンケート調査では、学生に二つの冗談を提示して反応を確かめました。

  1. 男性が女性をからかう冗談
  2. 女性が男性をからかう冗談

冗談の内容はどちらも同じです。

自伝を出版したある俳優(女優)に、ある女優(俳優)が言います。「あなたの新しい本を見たわ。上手ね。面白かったわ」男性は答えます。「楽しんでもらえたようで良かったよ。ところで誰に読んでもらったのかい?」

これはゴーストライターの存在を指摘された俳優が、読書と縁のなさそうな女優をからかった一言 です。アンケートの結果、男性は男性が優位に立つ冗談を気に入り、女性が優位に立つ冗談を嫌う傾向が分かりました

 

 

 

怒りを我慢する人の才能とは?

それでも「どうしても自分の怒りを溜め込んでしまう…」という方には、溜め込んだ怒りを活用するテクニックをご紹介します。
 

怒りを我慢する人ほどクリエイティブな才能アリ!?

実は怒りを我慢する人ほど創造的だと言われています。
 
つまり、怒りを溜め込みやすいほどクリエイティブな職業が向いていると言えるでしょう
 
 
根拠となる研究
根拠となる怒りと創造性に関する研究を要約しておきます。
  • 被験者にレンガの使い道を考えさせるゲームをしてもらう
  • 二つのグループに分けひとつのグループには、実験者が怒りを誘発させるような行動をしておく
  • 怒りを誘発させられたグループのうち、 怒りを自制して取り組んだ方がユニークなレンガの使いみちを思いついた(つまり、創造性が上がった)
  • 逆に反抗的で怒りを衝動的にぶちまけてしまうタイプは創造性の変化が見られなかった
 
※レンガの使い道を考えさせる実験は創造性を測るためによく用いられる手法です。
 
「重石にする」「トレーニングに使う」「ドアを開けた時に固定する」などなどいろいろなアイデアを出して、どれだけユニークなアイデアが出せたかを測る実験です。
 
 
実験の結果から、怒りを我慢しているときは創造性が高い傾向があるということでした。
 
 
誰かに何か言われてイラッとした時、「怒りを我慢してしまった時は創造的な取り組みをする」と決めておくといいかもしれません。
 
創造的な趣味の例としては、動画編集、読書、絵を描く、ブログなどのコンテンツ…などが挙げられます。
 
AI時代を生き抜くためにも何かしらの趣味を持っておくことをオススメします。(ストレス解消にもなりますよ)
 
 
 

怒りによって優柔不断が治る!?

怒りは楽観性や決断力を高めてくれるという研究があります。
 
 
根拠となる研究
被験者にカードゲームをしてもらう面白い実験です。
  • 32枚のカードから1枚ずつ引いていくゲームをする
  • カードにはそれぞれ数字が書いてありその数字が自分の得点となる
  • 自分のマンには何枚でもカードを引いていい
  • ただし32枚のうち3枚は破産カードであり破産カードを引いてしまうとゲームオーバーとなる
多く引けば得点を稼げるが、そのぶん破産のリスクも上がってしまうというゲームですね。
 
研究では被験者を集めてこのゲームに挑戦してもらいました。
  • 被験者の一部のグループには怒りを誘発させる介入をしておく
  • 怒りを誘発させられたグループはカードを引く枚数が多かった
  • つまり、怒りを感じている時ほど楽観的な見積もりをして行動することが分かった

 

 
つまり 僕たちは怒っている時には「まぁ大丈夫だろう」と楽観的な見積もりをして物事を進めてしまうのです。
 
例えば、「YouTubeを始めたいんだけど顔を出すのが恥ずかしいし、失敗するかもしれない」などと、やりたいことがあっても行動に移せていない時、怒りに任せて始めてしまうというのも手ではあります。
 
自分が何かを決断したいという時は自分がイライラしている時に決断するのが良いでしょう。
 
 
【今日のクエスト】誰かをからかう冗談を考えてみよう。

笑える冗談は共感が必要です。からかう相手のことをより知っておく必要があります。例えばその人のキャラクター・いつもやっている癖・行動パターン・身体的な特徴(取り扱い注意!)…などをもとに考えてみましょう。

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冗談を思いつくフレームワークとかないか

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