衝動的に行動してしまう人に足りていない能力は「メタ認知」です。
メタ認知とは自分の思考を客観的に見つめることです。「今自分はこんなことを考えているなぁ」という感じ。言い換えれば、メタ認知は自分の思考を思考する技術とも言えます。
メタ認知すれば、ほとんど無意識に行動するのを止められる
メタ認知が欠けていると主観的な考えでしか行動できません。「食べたい!」と思ったら、いつのまにか冷蔵庫を開けてお菓子を食べてしまいます。家に帰ったら自動的にテレビをつけてしまってそのままダラダラしてしまいます。
メタ認知があれば、
- 「今自分はお菓子を食べたいと思っているんだな」
- 「習慣でテレビをつけてしまったけど、本当にテレビを見たいと思ったんだろうか?」
このような客観的な視点で自分を見つめることができ、衝動的な行動をとらなくなります。
他にも、メタ認知を鍛えれば以下のメリットが得られます。
- 自分の感情をコントロールするのが上手い
- セルフプロデュースが上手い
- 客観的に事実を判断でき騙されにくい
メタ認知を鍛えるには?
メタ認知は前頭前野の背外側前頭前野という部位が担っています。
背外側前頭前野は大人になっても神経細胞が新しく生まれ変わることが分かっています。つまり大人になっても鍛えることが可能なのです。
背外側前頭前野を鍛えるには、自分を観察することがお勧めです。日記帳などを用意して、自分に起こった出来事と感じた感情を書いていくトレーニングをしてみましょう。
例えば、「仕事でミスをして上司から叱責された」→「ミスをしてしまった罪悪感を感じた。同時に、『そんなに叱ることか?』と苛立ちを覚えた。プライドが傷つけられた」
みたいな感じ。
【今日のクエスト】1日終わりに今日起こった2つの出来事とそのときに感じた感情を書き出してみよう
【獲得経験値】
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