- 大事な試験や面接などここぞという時に緊張してしまう
- 周りから「アイツは優秀だ」という目を向けられてプレッシャーを感じることが多い
今回は、優秀な人ほど周りからのプレッシャーに押し潰されやすいぜ~というお話です。
「練習は本番のように。本番は練習のように。」はやっぱり大事みたい
大事な場面でこそ「これはただのリハーサルだ」という風に考えることが大事です。
なぜなら、「人生がかかった大事な場面!」という風に考えれば考えるほど、プレッシャーを感じてパフォーマンスを発揮できなくなるからです。
スタンフォード大学のリチャード・アルバートらの研究でも、練習だと思ってたときの方が試験の点がよかったぜ~という結果が出ています。
実験の介入
学生たちに数学の問題を解いてもらう。 その際、被験者の学生たちには2回に分けてテストを受けてもらい、それぞれのテストの直前に別々の介入を受ける
- テスト1回目:テストのの前に「これは練習です」と告げられる
- テスト2回目:テストの前に 「グループごとの成績によって賞金が払われます」と告げられる
実験の結果
- テストの点を比べた結果、1回目の方が10%高得点を取れた
- また、1回目と2回目で得点差が大きくなったのは普段の成績が優秀な学生だった
実験の考察
経験的にもわかることですが、人間はプレッシャーを感じると脳の働きが鈍ってしまいます。
普段の成績が優秀な人ほど「あいつならきっと高得点を取れるだろう」という周りからのプレッシャーがあるので、実力を発揮するのが難しくなってしまうのでしょう。
根倉であまり人と接することがない性格の人のあるあるだと思いますが、僕も学生時代は「アイツは成績優秀なんだろうな」みたいな目で見られていました。 ですので、今でも自分の能力を測られることにプレッシャーを感じます。例えば大事なテストの前や資格取得の試験、面接、企業の一般常識のテスト…などで必要以上に緊張してしまいます。
最近は YouTube などでも心トレの解説をしていますが、「説明が分かりにくいと思われないだろうか…」「言葉に詰まって頭の回転が悪いと思われないだろうか」というプレッシャーを感じてしまいます。
なので、動画で解説をする時には「これはリハーサルだ。たまたまうまく撮れたら投稿しよう」ぐらいに考えるようにしています。
逆に言えば、練習の時にはあたかも「これは本番だ!」ぐらいの緊張感をもって取り組むことで緊張自体に強くなれるともいえるでしょう。普段から本番の緊張感に慣れておけば 本番でも力がダウンする傾向が低くなるはずです。
【今日のクエスト】「ただのリハーサルだ!」と考えてみよう
ステップ1:自分が緊張して失敗してしまう場面を一つあげよう
- 初めての人に話しかける
- 大事な試験を受ける
- 大学の推薦や企業の面接を控えている
- 人前で講義やプレゼンをする
- 動画を撮る
- 人前で歌う
…などなど。
ステップ2:まずは本番だと思って取り組んでみよう
例えば、面接の練習をするならば椅子を部屋の真ん中に置いて、目の前に面接官の代わりになる人形やぬいぐるみなどを置いて、あたかも本番のように自己アピールをしてみましょう。
僕なんかは本番を想定するだけでも緊張します(笑)
ステップ3:リハーサルだと思って実践してみよう
次にステップ2で行った環境と全く同じ環境で、「これはリハーサルに過ぎない」という考えのもと 実践してみてください。
本番だと考えている時とリハーサルだと考えている時で、頭の回転や声の調子などが変化するかもしれません。「リハーサルだと思うだけでこんなにも落ち着けるんだ」という実感が得られれば今回のトレーニングは成功です。
【獲得経験値】
☑️自分的に緊張する場面を1つピックアップした
☑️その場面を忠実に再現した
☑️「本番だ!」と思って練習してみる
☑️「ただのリハーサルだ」と思って練習してみる
精神力アップ!
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