この記事はこんな方にオススメ
- 子どもの共感力を育てたい
- 自己中にならず他人に配慮できる能力を育てたい
今回は、デジタルデバイスがない中で相手と直にコミュニケーションする機会がとても大事だぜ~というお話です。
5日間のキャンプで子どもの共感力がアップ!?
最近では他人とのやりとりもスクリーンだけでできてしまい、対面でのコミュニケーションが重視されなくなっています。
しかし、特に幼少期では対面コミュニケーションが減ってしまうと他人を思いやる能力が育たなくなってしまいます。
実際、スマートフォン・タブレット・ゲームなどのデジタルデバイスばかり使ったり、親に感情表現が少なかったりして子どもが他人の感情に触れる機会が少ないと表情を読み取る能力が低下することが指摘されています。
逆に、コミュニケーションせざるを得ない環境に置くだけで共感力を改善することができます。
根拠となる研究
ある研究では、子供たちにデバイスのない環境で一緒に過ごさせることで表情を読み取る能力がアップしたという結果になっています。
実験の介入
被験者となる子どもたちに5日の間別々の介入を行いました。
- スマホなどのデバイスがない状態で5日間屋外キャンプをして仲間と交流してもらうグループ
- キャンプには参加せず普段通りデバイスの使用を続けるグループ
実験の結果
グループ2に対して、グループ1では人の顔を見て表情を読み取る能力や画像を見てから感情を読む能力が向上した
実験の考察
キャンプが感情を育ててくれるのには様々な理由が考えられます。
- 協力して準備しなくてはいけないため、コミュニケーションをとるようになる
- 自然のなかだとリラックスでき、普段よりも積極的に人と話せる
- デジタルデバイスから離れる機会になる(もちろん「タブレットをキャンプに持っていかなければ」の話ですが)
ですので、「せっかくキャンプに行ったのに子どもがスマホに夢中」とならないように、「電気系統のものは持っていかない!」というルールを決めるといいでしょう。
もちろん緊急用に親が持っておくのは構いませんが、キャンプ中には使用せず自然を楽しむのがいいかと思います。
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