他人からの印象を決めるのは「温かさ」だった!?
他人からの印象を良くするためには「温かさ」が重要みたいです。
根拠となる研究
スワースモア大学のアッシュという心理学者が行った研究を見てみましょう。
介入
ある人物を形容するのに2つのパターンで表現した。
- 知的・器用な・勤勉な・温かい・決断力がある・実践的な・注意深い
- 知的・器用な・勤勉な・冷たい・決断力がある・実践的な・注意深い
結果
被験者に印象を尋ねたところ、パターン2では評価が否定的になった
考察
パターン1とパターン2で異なるのは「温かい」か「冷たい」かの1点のみです。つまり、ネガティブな一面が1つあるだけでも全体の印象は変わってしまうと言えるでしょう。
もしくは、性格的に温かみがあるかによって他の性格特性も影響されると言えます。
例えば、温かみのある人が知的で勤勉であれば印象は良くなります。しかし冷たい人が知的で勤勉であっても、「頭でっかちだ」「仕事ばかりで家庭を顧みない」などとネガティブな印象になりかねません。
逆に自分の性格をすべて変えなくても、普段温かい態度を取っていれば悪く評価されることはないでしょう。
例えば、無理に性格を明るくしようとしたり、相手に話を合わせようとしたりする必要はないのです。嫌なことや反対意見があるときには主張することも重要でしょう。普段から好感触を得ておけば、「普段は優しい人だけど意見をハッキリ言える人だ」と評価されるでしょう。
【今日のクエスト】温かい態度で人と接するようにしてみよう
人とお話をするときにも、温かみのある態度をとるのを意識するといいでしょう。
具体的には以下のような習慣を作るのがいいかと思います。
- 笑顔で会話することを心がける
- 普段から積極的に人を助ける
- 柔らかい声で受け答えすることを心がける
- 自分から気を利かせる
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