この記事はこんな方にオススメ
- 女性から魅力的だと思われたい。モテたい
- 子どもが生まれても妻から愛情を向けてもらいたい
男性は子どもと一緒にいるとモテる!?
オランダのライデン大学の研究によると、男性は子どもと一緒に居るときの方が性的魅力が高まると知られています
根拠となる研究
- 被験者:18歳以上の女性360人
- 内容:男性の魅力度を評価する二つの課題を行ってもらう
- 測定:写真課題と記述課題において男性の魅力度の評価

Attractive Caregiving: Women’s Preference for Men that Care for Children and the Role of Nurturance Motivation and Menstrual Cycle Phase - Evolutionary Psychological Science
Another person’s caring abilities, in addition to physical features, may affect the observed attractiveness of that person. Using two newly developed instrument...
介入①
被験者の女性に対して、一つ目の課題として写真課題を行ってもらう。写真課題では、男性の写真が表示されてそれぞれの魅力度を評価してもらう。その際、出てくる写真はランダムに以下の二つのパターンで表示される
- 男性が一人で写っている写真
- 男性が子どもと一緒に写っている写真
介入②
次に記述課題を行ってもらう。記述課題では、男性のさまざまな活動について描かれたエピソードを読んで、その記述から男性の魅力度を0から100の尺度で評価する。その際、エピソードを二つのパターンで表示する。
- 単独での行動を描いたエピソード(例:映画館に行った、長い散歩をした…など)
- 子どもといっしょのエピソード(例:甥っ子と遊んだ、娘のためにパンケーキを焼いた…など)
また、被験者の女性の体や精神の状態を評価するために、養育意欲・子ども持ちたい願望の程度・月経周期・ホルモン避妊薬の使用の有無などについても調査。
結果
- 介入①の写真課題においては、子どもと一緒に写っている男性の方が女性からの魅力度が高かった
- 特に、養育意欲が高く子どもを持ちたい願望が強い女性ほど顕著に現れていた
- 介入②の記述課題では、単独のエピソードと子どもとのエピソードの間に魅力度の有意な差は見られなかった
- 排卵期にある女性は養育意欲の有無に関わらず子どもと一緒に居る男性を魅力的に評価する傾向が強かった
考察
つまり、子どもと一緒に居る所を視覚的に見せることで女性からの魅力度が高まると言えます。「視覚的に」というのが重要な要素です。というのも、研究の結果2を見るとエピソードとして「子どもと一緒に遊んだ」と言ったエピソードを聞くだけでは魅力度の評価が上がらないからです。
ですので、「俺は子どもが好きでね…」と言葉で語るのではなく、実際に子どもと一緒に遊んでいるところを見せるのが重要だと言えます。
理由としては、女性がパートナーを選ぶときに子どもとの触れ合いのうまさを重要視するからだと考えられます。というのも、女性は母親として子どもに対して妊娠・出産・授乳・子育てという膨大なコストをかけるからです。それをサポートしてくれる男性を選ぶ際には食料や住居を用意してくれることだけでなく、家族を守ってくれることが重要視されるのは自然なことでしょう。
【本日の行い】子どもと一緒に居るところを視覚的に見せる工夫をしよう
例:
- スマホやパソコンの待ち受け画面を子どもと写っているものに変える
- 子どもと接する職業やバイトにつく
- 子どもと一緒に遊んでいるところを見せる
モテる職業に就きたいならば、保育士や教師、子どもを相手にするスポーツのインストラクターなどの仕事を狙うといいでしょう。特に男性の保育士の場合、周りには女性が多くなるのでモテる確率も上がるでしょう。
また、結婚をしている男性の場合、子どもとの時間をたくさん作るのが重要です。子どもと一緒にいるところを見せることで、奥さんからの好感度も高まります。逆に、奥さんや子どもを放ってふらふらしていると好感度は大きく下がります。というのも、女性は子どもを持つとオキシトシンというホルモンが多く分泌されるようになります。
オキシトシンは、愛情ホルモンとして仲間内での絆を高める効果があります。しかし、オキシトシンにはダークサイドもあります。自分が敵と見なした相手に対しては攻撃的になってしまうのです。女性が母親になったときに、家庭を守るために備わった機能です。子どもが生まれてから妻が夫に冷たくなる現象は、育児に協力的ではない夫を「敵」と見なすことによってオキシトシンによる攻撃性が向けられているからでしょう。
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