- 創作物を作っても「もっと完璧なものを作りたい」と思ってしまう
- 自分自身のアイデアを否定してしまいがち
- 童心に帰って創作を楽しみたい
今回は、クリエイティブに考えるためには子供になりきってみるといいぜ~というお話です。
7歳の子どもになりきるだけで創造性がアップ!?
クリエイティブな物事を考える直前に、「自分が子供だったら」と想像するだけでより発想力が豊かになるそうです。
実際、ある心理学の研究で大人になると責任が伴い子供のように自由な発想ができなくなるということが指摘されています。
介入
被験者として76人の学部生を集め、「トーランス創造的思考テスト※」を使って創造性の高さを評価。その際、被験者を2つのグループに分けて比較。
- テストの前に、「学校を休みになったらどうするか?」を書き出してもらうグループ(対照群)
- テストの前に、自分自身が7歳児であると想像して何をするか書き出してもらうグループ(介入群)
結果
- グループ2の方が創造的思考テストでより良い結果を出していた
- また、特に抑制的で自発性が低く、より内向的な人に効果的であることがわかった

トーランス創造性思考テストとは、Torrance Test of Creative Thinking(TTCT)のこと。より面白い発想ができるかどうかを試すテストです。具体的には以下のような課題が与えられます。
TTCTの例
- ある絵についてそのような事態になった原因を推測する
- ぬいぐるみを面白いおもちゃに改良する
- ギリシャ文字を一部に組み込んで意味のある絵にする
- 空き缶の利用法を考える
実験の考察
子どもになりきるだけで発想力が豊かになる理由としては、「このアイデアはないだろう」と決めつけて創造力を縛ってしまうことがなくなるからだと思われます。
特に、普段から抑制的な人ほど、「自分が子供だったら?」という考え方は効くみたいですね。「普段は常識にとらわれてなかなか面白いアイデアを出せないんです」という人は、子供になりきってみるといいでしょう。
実際、パブロピカソは自分の子供らしさを取り戻すことによって高い芸術性を見出しました。「子供は誰もがアーティストだ。問題は成長してもアーティストであり続けることだ」という言葉を残したとされています。
【今日のクエスト】子ども心でアイデアを考えよう
ステップ1:創作テーマを決める
例:
- 小説を書く
- 自作キャラクターを考える
- 新しい企画を考える
ステップ2:自分が子どもだったら?と想像する
数分間、自分は子どもと想像してみましょう。具体的に想像するなら、クレヨンや落書き張など子どもっぽいアイテムを使って、アイデアを考えてもいいでしょう。
ステップ3:創作に取り組んでみる
子どもマインドを養ったら、ステップ1で決めた創作に取り組んでみましょう。
アイデアを考えているときに常識にとらわれてしまった時には、「子供なんだから大丈夫!」と、子どもマインドを思い出しましょう。
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