【積ん読歓迎の読書術】「辛い努力」を「レベル上げ」に変える技術

学習法・読書法

知識は2割ずつ増えていけばいい!?

いきなり難しい本を10割理解しようとするのは無理

辛い努力を楽しいレベル上げに変換するには難易度設定がとにかく重要です。

読書の際に選ぶべき本の難易度は、「8割ぐらいはスルスル読めて理解できるけど、2割ぐらいは難しくて時間がかかる」ぐらいが最適です。

 

アリゾナ大学でもっともモチベーションが上がる難易度はどのぐらいかということが調べられておりまして、この研究によるとエラー率が約16%ぐらいときにもっともモチベーションが上がるとか。

エラー率というと、本を読んでいて分からない・難しい部分のことです。つまり2割程度頭を悩ませる内容があるぐらいの本がもっともやる気がアップするということです。

 

まったく知らない分野で、いきなり文字がびっちり書いてある難解な本を読もうとしても、やる気が続かないのは当然ということですね。ポケモンで言えば手に入れたばかりのヒコザル・ムックル・ビッパしか持っていないのに、いきなりクロガネシティのジムリーダーに挑むようなものです。

実際のゲームでは、ジムリーダーと戦う前に色んな街を巡って新しい仲間を増やして、ライバルと戦ってレベルを上げます。

ジムリーダーと戦う頃には「勝てそうで勝てない」ぐらいの絶妙な頃合いになっているはずです。「もうちょっとで勝てる」と思えるから、「もうちょっとレベル上げをしよう」「もうちょっと工夫してみよう」とハマりこむのです。その辺の難易度設定はゲーム制作者が絶妙に調整しています。

 

しかし、現実の世界では誰も難易度設定をしてはくれません。自分で自分に最適な課題を選んでいかなければならないのです。

そもそもの難易度設定が間違っているのに、「自分には読解力がない」「読書が向いていない」「頭が悪いから」と嘆くのは愚かなことです。

 

まずは図が入った本・漫画で分かる本を読んでみよう

まずは見栄を張らずに初学者向けの本をピックアップしましょう。イラストがたくさん入った本や、漫画で分かるシリーズなどがオススメです。最近はいろんな学問の入門書が出版されていますよね。

また、書店で買う場合や図書館で選ぶ場合は、パラパラとめくってみて自分がスラスラ理解できるか試し読みしてみましょう。

 

好奇心を加速させる「積極的な積ん読」の仕方

本を読むのに挫折してしまって後回しになっている本のことを、「積んでおく」という意味合いで「積ん読」と言ったりします。

読書家にとって積ん読が増えていくのは不名誉なことだと思われています。

 

 

しかし、僕は積ん読は大歓迎と考えています。難しい本を選んでしまった場合は無理に頑張らず積極的に積ん読をしていきましょう。

積ん読をする際には、「どんな知識があればこの本をスラスラ読むことができるだろうか」という点だけ押さえておきましょう。

 

例えば、僕はよく恐竜の本を読むのですが、最近は「恐竜時代でサバイバル」という本を読みました。しかし序盤から中盤にかけての話では、世界の地形や山脈の名称がたくさん出てきて、理解するのが困難だと思い、積ん読にすることにしました。

「世界の地形(山脈や海の名称)・地理・中生代の植物などの知識が足りないな」と感じたので、これらの知識を入門書で押さえてから再度挑戦しようと思います。

 

 

僕のオススメは自分が興味のあることのリストをつくっておくことです。難しい本にあたって自分に足りない知識に気づいたときにはリストに追加しておきましょう。

興味のあることリスト
  • 中生代の地球の大陸移動
  • 世界の地形
  • 中生代の植物
  • 遺伝子・DNA・ゲノム

といったようにキーワードをまとめておき、暇なときにAmazonで検索をかけてみましょう。入門書や図解書が見つかるかと思います。興味のあることリストをつくっておけば、図書館で本を探すときにも役に立ちます。

 

難しい本にあたったときには「また挫折してしまったな…」と落ち込むのではなく、「学ぶべきことが分かったぞ」という好奇心に変換することがポイントです。

 

読書は2割を積み重ねるもの

読書で得られる新しい情報は全体の2割ぐらいでいいと思っています。

8割かんたん・2割難しいぐらいの本を読み進めていき、「うん、なるほどなるほど、このへんは聞いたことがあるな。ん?待てよ、これはどういうことだ?…なるほど!これは初知りだ!」みたいな感じ。

 

1冊目の本を読んで新しい知識が2割増える→知識が増えた分、少しむずかしい本にも手を出せるようになる→次の本でも新しい知識が2割増える→また知識が増えたので、もっとも難しい本も読める→…

というサイクルを回していくのです。

まったく知らない状態から、いきなり難しい本を読んで10割理解しようとすると難しいですし、スラスラ読めないので楽しくもありません。読むのが苦痛だと思ったらどんどん後回しにしましょう。

 

難解すぎて理解できないのは、読み手ではなく書き手の責任である(アルトゥル・ショーペンハウアー)
【今日の心トレ】読んでいて苦痛な本は「どんな基礎知識が必要か」チェックしてから積ん読にしよう

【獲得経験値】

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