- 会話の中で勝手に誤解して傷ついてしまうことがよくある
- 人それぞれいろんなコミュニケーションの取り方があるよな~という多様性のマインドを持ちたい
今回は、会話の中で無駄に疲れないためには自分の受け取り方のクセを知っておくといいぜ~というお話です。
会話のストレスの原因は「受け取り方」
会話の感受性が高い人は、人との会話の中で無駄に疲れることがありません。
「会話の感受性」とは相手が言わんとすることを正確に理解する力のことです。
例えば、ぶっきらぼうな口調の人と話すときには「自分は敵意を向けられている」と勘違いしてしまいがちですよね。でも、会話の感受性が高い人は「この人はこういう口調なんだなぁ」とサラッと受け流すことができます。むしろ「はっきり言ってくれてわかりやすい」という風にプラスに捉えることもできるでしょう。
ですから、人との会話の中で「攻撃された!」と被害妄想をしてしまう人は、会話の感受性を鍛えていくべきなのです
自分の「受け取り方のクセ」を把握する
会話の感受性は自己監視力と関係があると言われています。「自己監視力」というのは、自分の行動や心の中を客観的に見ることができる能力のことです。
「今自分はこういう風に思ったなー」とか「自分はこういうふうに考えがちだなぁ」というふうに、自分の心の動きを 顕微鏡の中に写っているミジンコの動きのように観察するのがポイントです。
実際に、テキサス大学オースティン校の研究によると、自己監視力が高い人は相手の話を正確に聞き取れるぜ~ということが分かっています。
自己監視によって、自分の受け取り方のクセを知っておけば、同じシチュエーションに遭遇したときに反省を活かすことができます。
例えば、「自分はプライドを傷つけられた時にイライラしてしまいがちだなぁ」とか「間違った知識を言っている人を軽蔑してしまいがちだなあ」などと知っておくと、次から気をつけることができます。
【今日のクエスト】まずは今日の分から!会話ログをつけよう!
自分の受け取り方のクセを知っていくためには、会話ログをつけるのがおすすめ。「会話ログ」とは会話の記録のことです。
ログをつけるには3つのポイントを押さえましょう。
- 状況:会話の相手は誰か、相手がどんな発言をしたか。
- 思考:その人の発言でどんな風に思ったか
- 感情:自分はどんな気持ちになったか
ステップ1:持ち運べるメモをポケットに入れよう
メモ帳を用意して持ち運べるようにしておきましょう。1日のなかで誰かと話したら記録をつけられるようにするためです。ステップ2からは今日交わした会話を思い出して実践してみましょう。
ステップ2:会話の状況を振り返ろう
まずは状況を押さえます。会話の内容や人を思い出して書きましょう。
例えば、
みたいな感じでOK。
ステップ3:「思考」を記録
起こった状況に対して、「自分がどう考えたのか?」を書き加えます。
例えば、
→思考:「人任せだな~」「こっちも忙しいのに!」「都合よく使われている感じがする…」「それとも頼られてるってことなのかな?」
…という感じ。
「状況」と「思考」を分けて書くことによって区別することが大事です。
ステップ4:「感情」を記録
最後に感情を記録します。感情は数値化しておくといいでしょう。マックスの感情が100%として評価します。数値化する理由は後々見返したときに「どれぐらいだったのか?」を客観的に把握するためです。
例えば、
→思考:「人任せだな~」「こっちも忙しいのに!」「都合よく使われている感じがする…」「それとも頼られてるってことなのかな?」
→感情:「イライラ30%」「虚しさ10%」「プライドが傷つく40%」「期待3%」
ステップ5:記録を振り返るトリガーをつくろう
記録を見て、自分がどんな言葉にどんな反応を示すのかを分析してみましょう。
例えば、「自分は人から使われることに過剰反応しがちなのかもなぁ」などと気づきを得られるかもしれません。
記録を見直すのを忘れないために、行動のトリガーを作っておきましょう。例えば…
…などと決めておけば忘れずに済むでしょう。
ステップ6:2週間継続してみよう
自分が会話のなかでどんな受け取り方をしてしまいがちなのかを調べるため、長めに取り組む必要があります。
【獲得経験値】
☑️会話ログをつけるためのメモ帳を用意した
☑️今日他人から言われたことを1つピックアップし、「状況」「思考」「感情」に分けて記録した
人を誤解しないで受け入れることで、魅力アップ!
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