- 最近夫と仲が悪い
- 子供に喧嘩を見せたくない
- ずっと幸せでいたい
両親が不仲だと子どもが鬱になる!?
心理学者のマーティン・セリグマンという方が行った研究によると、両親が不仲な家庭では子供がうつになりやすいそうです。
研究を要約すると、
- 両親が日常的にいがみあっている家庭で育つ子供400人を対象
- 子供達を5年間にわたって追跡調査したところ、うつを発症するリスクが高かった
という内容。
また、国立精神神経センターが1360人の母親を11年間追跡した調査でも、母親が父親を信頼している家庭ほど子供の問題行動が少ないという傾向が見られたそうです。
夫婦仲の改善はもはや夫婦だけの問題ではなさそうですね。ちなみに僕は子供の頃から両親の仲が悪かったので、今のようなひねくれた性格になってしまったのかもしれません(笑)
結婚相手を理想化する
視点取得(パースペクティブ・テイキング)で結婚満足度が回復!
2つ目のテクニックは第三者の視点で自分たちを観察してみる方法です。
パースペクティブ・テイキングの有効性についてシカゴで行われた研究を見てみましょう。
- シカゴの夫婦100組以上を対象に、結婚での満足度・お互いへの愛情・信頼などを調査
- 研究期間の間に結婚生活への満足度が著しく低下したことが確認された
- そこで夫婦たちに自分たちの揉め事について20分間書き出してもらった。その際夫婦たちを2つのパターンに分ける
- ①単に揉め事について書き出してもらう
- ②自分たちの揉め事について「第三者だったらどう考えるか」という視点で書き出してもらう
- 結果、1年後の調査では②のグループのみ結婚生活への満足度の低下が食い止められていた
イライラしたことがあるとついつい自分の視点ばかり考えてしまいますよね。「私はこうしているのに…」「相手がもっとこうしてくれたら」と主観的にしか考えられなくなります。
そこで「もしも第三者がアドバイスをするとしたら…」と考えることで客観的な視点を持つことができ、お互いへの配慮が生まれるのです。
ですから、今不満に思っていることがあるのなら「私の友だちがアドバイスするとしたらなんと言うだろう?」「子どもは私達の喧嘩をどう考えているだろう?」などと考えてみましょう。
パースペクティブ・テイキングは今読んでいる方だけが実践するよりも、夫婦がお互いに取り組むほうが効果的と思われます。
楽しさを共有する
犬を飼うだけで家族が円満に!?
ある研究ではペットを撫でるだけでもオキシトシンが分泌されると報告されています。
オキシトシンとは愛情ホルモンとも呼ばれており、愛着を抱かせたり、信頼関係を築きやすくする働きがあります。
夫婦の脳にたくさん分泌されている状態だと、夫婦仲が改善されることが期待できます。
また、2017年イギリスの科学雑誌サイエンティフィックリポーツ によると、犬を飼うと心血管疾患や死亡率が低下すると報告されています。こういった健康効果もオキシトシンによるものだと考えられています。
【今日のクエスト】自分たちの問題について「第三者ならなんと言うか?」と考えてみよう
【獲得経験値】
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