ローズマリーの香りが注意力を高めると言われています。
イギリスの心理学者マーク・モス が2003年に行った実験。
被験者の成人を集めて、ワーキングメモリ課題を含む認知テストを受けさせた。テストを受けてもらう際、被験者を3つのグループに分けた
- ローズマリーのグループ
- ラベンダーのグループ
- 何も嗅がないグループ(対照群)
※ローズマリーとラベンダーのグループには、それぞれ純粋なエッセンシャルオイルを4滴入れたディフューザーが用意された。ディフューザーは被験者から見えない位置に置かれ、被験者が実験室に入る5分前にスイッチを入れられた。
※ワーキングメモリ課題では、被験者が1秒間に1つずつ5つの数を見せられた。その後30の異なる数字を見せられ、その数字が最初の5つの数字と一致するかどうかをイエスかノーで答えさせた。
その結果、ローズマリーのグループは、何も香りがしなかった対照群と比べてワーキングメモリの課題でスコアが高かった。
ちなみにラベンダーのグループは対照群のグループよりスコアが低かった。
理由としてはローズマリーなどの香りは脳の注意力を持続させ、覚醒作用をもたらすからです。
香りに含まれる物質は鼻や肺の粘膜から吸収されます。小さな粒子なので、脳の血液脳関門も通過することができます。つまり直接脳の活動に影響するということです。
ローズマリーの香りは脳のなかで 「アセチルコリン」を分解されにくくすることで覚醒作用をもたらします。アセチルコリンとは注意力を持続させる上で重要な神経伝達物質です。
ちなみに、ラベンダーには鎮静作用があるためワーキングメモリが働かなくなってしまったと考えられます。
エッセンシャルオイルで集中力を高めよう
ちなみに、上記の研究と同様の研究で、イランイランオイルとペパーミントオイル でも 実験を行ったところ、イランイランのグループよりペパーミント のグループの方がワーキングメモリ課題で好スコアを残したことが分かっています。
ということで、勉強に集中できないというときは、ローズマリーやペパーミントの香りを炊いてみることをお勧めします。
ディフューザーなどがないという方は、ローズマリーのスプレーを購入しティッシュなどに吹きかけて置いておけば香りが広がります。
また、寝る前にはラベンダーの香りを置いてみるとリラックスすることができます。
【今日のクエスト】ローズマリー・ペパーミントなどのオイルを活用してみよう
空気清浄機も一緒になっているやつがよさげ?↓
ローズマリー↓
【獲得経験値】
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