【今日のクエスト】友だちをつくるために自分の興味を知ろう
【獲得経験値】
- 学校や会社でひとりぼっち
- 気が合う友だちをつくりたい
今回は友だちづくりの科学ということで、科学的に基づいた友だちの作り方をご紹介します。
ある研究では思春期の子供が友だちをつくるには、9つの要素が必要だと言われています。
- 共通の興味
- 思いやり
- 支えること
- 平等
- 素直さ
- 問題解決
- 信頼
- 自己開示
- お互いの理解
の9つです。今回はそのなかでももっとも大切と思われる共通の興味について話をします。
会話のゴール=共通の興味を探すこと
友だちをつくるときには当然会話を交わさなければいけませんが、そもそも会話の目的とは何でしょう?
会話の目的は共通の興味を見つけることなのです。
というのも、お互いが興味のあることについて見つからないと、話していても表面的になります。
また、相手が知らないことを延々と話してしまうと、相手は退屈してしまいますよね?
共通の興味を見つけるためには、まずは自分が興味のあることを見つけなければいけません。
ですから、友だち探し=自分探しでもあるです。
興味を見つけてズームアウトしよう
自分の興味を見つける
さて、あなたが興味を持っていることは何でしょうか?
思春期の子が興味を持ちやすいことと言えば、ゲーム、コンピューター、ファッション、スポーツ、サークル、SNS、YouTube、芸能人、アイドル、アニメ、科学、車、化粧…などなど。
自分の興味がマニアックすぎて他人とかぶらないという場合は、ズームアウトしてみましょう。
つまり、大きなくくりでとらえてみるのです。
例えば、僕の場合なら「心理学」といった興味が挙げられます。
心理学に興味を持っている高校生はあまりいません。
そんなときは心理学<科学、学問好き<読書好きという風に、大きな枠組みをとらえてみましょう。
環境を整える
自分の興味が見つかったのであれば、自分と似ている興味を持つ人が集まる環境を探してみましょう。
例えば、「読書」という関心があるなら、「科学部」「読書サークル」「文学部」などに所属してみるといいでしょう。
「バスケットボール」という関心があるなら、「バスケ部」に入るといいでしょう。
学校の部活でないのなら、地域のサークルに入ることもできます。
僕たちはグループの特色を見分ける嗅覚を持っている
教室に存在するグループには様々なグループがあります。男子の人気グループ、女子の人気グループ、スポーツが得意なグループ、オタクグループ、コンピューターに詳しいグループ…などなど。
研究では、思春期の子供達は、そのグループがどんなグループなのかを雰囲気で理解することができると言われています。
ですから「これだ!」と思ったグループをターゲットにすると、案外関心事がマッチするものです。
新しい環境に飛び込む勇気
とはいえ、皆さんのように内気な人たちによって、環境を変えるのは至難の技です。
スポーツの部活に入るときも、「自分みたいな素人がやったら笑われるんじゃないか」と二の足を踏むこともあるでしょう。
証明マインドセットに陥っています。証明マインドセットとは「能力は証明するもの」という心持ちのことです。
逆に言えば、「能力のない自分はできない」「恥をかきたくない」という不安に教われてしまいます。
逆に、成長マインドセットを持っている人は「能力は成長させるもの」という心持ちを持っています。
「失敗は成功のもと」という心持ちを持つことによって、新しい環境にも気軽にとびこめるようになります。
偉人の間抜けな失敗で学ぶ、読むだけで成長マインドセットを鍛えられる記事です。↓
STEP3.接触を試みる
自分の興味を見つけ、それに応じた環境やグループを探すことができたら、いよいよ接触を試みていきましょう。
いきなり自分から話しかけるのは勇気がいる」という方は小道具を使うといいでしょう。
例えば、僕の場合だったら教室で本を読みます。
科学系の本を読んでいれば同じような「何読んでるの?」と話しかけてくる可能性が高まるからです。
本や雑誌という小道具は何にでも使えます。
ファッションに興味があるのならファッション雑誌、スポーツに興味があるならスポーツ関連の本を読んでいれば、向こうからよってくるものです。
なんとも嫌らしい手ですが、僕の経験上かなりの確率で成功します。
(僕の場合は本当に読みたいだけなので迷惑なのですが)
使える小道具
- 本や雑誌
- ゲーム機やスマートフォンのアプリなど
- アニメのキャラクターのアクセサリ系
会話のキッカケになりそうなものなら何でもOK
STEP3ー2.話しかける
もちろん、相手から話しかけられるのを待っているだけではなく、こちらから接触していくことも重要です。
イケイケの陽キャグループに正面切って突っ込んでいくのは勇気がいりますが、その中でも優しそうな一人に「サッカーっていつからやってたの?」「自分もスポーツ結構やるんだ」とかならいけそうです。
もしくは「さっき話してたけど○○のゲームやるの?」みたいな感じでもいいでしょう。
常人でも拒否られる確率は50%
ある研究では、少しだけしか分からない話題やあまり知らない話題のなかに入っていって、グループに受け入れられる確率は50%と言われています。
そこそこコミュ力のある常人でも、受けいられる確率は半分なのです。
これは勇気が出るデータですね。
勇気を出して話しかけたときに、相手から拒否られたら確かにショックですが、「まぁ普通の人でも半分は失敗するんだから」と受け流せばいいのです。
ましてや僕たちはコミュ症なのですから、「受け入れてもらえたらラッキー」ぐらいの気持ちで。
当たって砕けろ!です。
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