授業やコンテンツにはユーモアが効果的
人に何かを教えるときにはユーモアが効果的だと分かっています。
- 学生の男女を対象にした実験。教師に授業をしてもらいどんなユーモアがどのような影響を与えるかを調査
- 結果、ユーモアのある授業の方が理解が進み、記憶のに役に立つことが分かった
ユーモアのあふれる授業の方が聞こうという気になりますから、理解が進むのは当然と言えば当然です。
人をイジるユーモアは女性には不人気!?
人を笑わせるときには誰かをイジったり、茶化したりすることがもっとも手っ取り早いかと思います。テレビ番組を見ていてもお笑い芸人が他の芸人をイジっている場面をよく見かけますよね。
しかし、さきほどの実験の続きによると、女子生徒に対しては人を茶化したりするユーモアは低評価だったことが分かっています。
この実験は教師→生徒へのイジりなので、もしかするとフェアな関係性では違った反応が得られるかもしれません。だとしても、他人を茶化すユーモアは女性の前では使わない方が無難かと思われます。
ユーモアの設計図「4つの公理」を知っておこう
コミュニケーションには4つの公理というルールがあります。
- 量のルール:多すぎず少なすぎない情報を伝える
- 質のルール:間違った情報を言わない
- 関係性のルール:関係のないことを言わない
- 様態のルール:分かりにくい伝え方をしない
公式な場では、これらの4つの公理を守ることがマナーとされています。逆に4つの公理をわざと破ることによってユーモアをつくることができるのです。
例えば、お笑い芸人アンジャッシュの児島さんはバラエティに出るたび「大島さんは…」とイジられて「児島だよ!」と訂正するのがお決まりです。
これは児島という名前なのに「大島さん」とわざと間違えているので、質の公理を違反することによるユーモアです。
このように、ユーモアを作り出す際には4つの公理のどれかを違反することを意識してみるといいでしょう。
例えば、水を差し出しながら「どうぞ、ジハイドロゲンモノオキサイドです」とか「一酸化二水素です」と言えば、「分かりやすく説明するべき」という様態の公理を違反することになっています。
僕のユーモアはちょいとイマイチなので、お笑い芸人さんのバラエティやラジオなどを視聴して勉強してみるのがいいかと思います。
「4つの公理のどれを違反しているのかな」という視点で見ると勉強になりますよ。
【今日のクエスト】芸人さんの名場面を4つの公理で分析してみよう
【獲得経験値】
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