高卒認定試験に頼ると将来の年収が下がる!?

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この記事はこんな方にオススメ
  • 不登校で学校に行けないけど高卒はとっておきたい
  • 学校なんて行けなくても高認をとれば問題ないでしょ?

 

不登校などの事情があって高校を卒業できていない人に対する救済処置として「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)」があります。

 

高卒認定試験とはその名の通り、高校卒業レベルの課程を習得したことを証明する試験です。高認試験に合格すると、高校での出席数が足りなくても高卒の扱いとなり、就職で不利になることを防ぐことができるというわけです。

 

しかし、実は高校に行かず高認試験で課程をとることには大きなデメリットがあるのです。

 

高卒認定試験に頼ると将来の年収が下がる!?

高卒認定試験を受けても高卒より年収が低くなる

アメリカの研究では、GEDの合格者は高校卒業生と比べて収入・雇用の機会・学歴が低くなると示されています。

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GEDとは、「General Educational Development」のことで、日本でいう高等学校卒業程度認定試験です。合格すれば高等学校卒業と同等の資格を得ることができ、4年生大学への進学が可能になります。

 

 

つまり、学力的には高校卒業レベルにも関わらず将来に差が出てしまったのです。

「単純に不登校だったことが就職面接の際に影響したのではないか?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。というのも、アメリカの文化的には学校が合わない生徒は自宅での勉強が日本よりも寛大に認められています。(実際にホームスクーリングと呼ばれています。)

 

 

では、高校卒業者と高認受験者にはどんな差があったのでしょうか?

高校に通い続けることで忍耐力がアップする

高校卒業者と高認受験者を分けたのは忍耐力の差です。

高校に通うということ自体、学校でのルールや教師が言ったことを守ったり、集団行動したりすることを通して自制心や自己管理能力がアップさせる効果があります。

 

学校生活の中で鍛えた自己管理能力は社会でも役立つものです。例えば、学校の集団の中で上手くやれる人の方が職場でもなじみやすいでしょうし、提出物を期限内に出していた人の方が職場でも信頼されるでしょう。

つまり、高校卒業者は高認受験者よりも忍耐力が鍛えられ、粘り強くひとつのことに取り組むため、将来の業績にもプラスの影響が出たと考えられます。

 

高校卒業をあきらめるかどうかは慎重に

どうしても本人が学校に合わなかったり、家庭の事情があるのは仕方がないと思われます。だからといって「学校なんて意味がない」と過激な意見に惑わされないようにしてください。

 

事情があって高卒認定試験を受ける場合には慎重に判断すべきです。その上で高校を卒業しないことを選択した場合には、自宅で忍耐力を鍛えるトレーニングをさせるべきでしょう。

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