お金を持つことも社会的な地位を得るのもすべては幸せになるための手段です。
逆に言えば、お金や地位に固執せずとも、直接幸せになる方法があるならその方が近道だとも言えます。
今回は地位も名誉もすっ飛ばして直接幸せになる科学的手法をご紹介します。
店員さんには目を合わせてお礼を言おう
人は社会的なつながりを感じることで幸福度がアップします。
- お店の店員さんには笑顔でお礼を言う
- 普段は話さない人と話してみる
など、人とのつながりを感じることができる行動を増やすといいでしょう。
モノではなく体験にお金をつかう
「高級車を買う」「家を買う」など、モノを所有することが幸せだと信じている方がいます。
しかし、モノを所有することによって得られる幸福度の上昇は最初だけです。その後はモノを維持するためのお金がかかったり、モノが壊れてしまったりと、幸福度が下がる要素も増え続けることになります。
幸福度を上げるためのお金の使い方のポイントは体験にお金を使うことです。
研究によると、人間が幸福度がアップしやすい体験は以下の4種類に大別されるそうです。
- 自分の成長を感じることができる体験
- 人とのつながりを増やすことができる体験
- 今後も語ることができる体験
- チャンスを広げることができる体験
おすすめは自分の趣味に絡めた交流を広げることです。例えば僕は読書や恐竜が好きなので、読書会に参加するとか、化石研究会に入るとかがよさそうです。
スポーツが好きなら近くのサークルに参加してみるのもいいでしょう。
自分の趣味から交流を広げると、人とのつながりを増やすことにもなりますし、自分の成長にもつながります。
自分へのご褒美よりも他人へのプレゼントの方が幸福度アップ!
自分のためにお金を使うよりも、人のためにお金を使う方が幸福度をアップさせることができます。
理由としては人から感謝されることで心地よさを感じることができるからです。
- 誕生日や記念日にプレゼントをあげる
- 飲食店で後輩や彼女に奢る
- 友達が欲しがっていたものを買ってあげる
などなど、何でもいいので誰かにお金をつかってあげましょう。
カナダのサイモンフレーザー大学の研究
- 街で通行人にランダムに声をかけ 連絡先と「今どのくらい幸せか」を聞く
- 次に10ドルの紙幣と指示書を入れた封筒を渡す
- その際、渡す指示書に書いてある内容を2つのパターンに分ける
- ①「今日の午後5時までに自分のためにこの5ドルを使ってください」
- ②「今日の午後5時までに人のためにこの5ドルを使ってください」
- その晩に研究チームは被験者たちに二つの質問した。「5ドルをどのようなことに使ったか」「今どのぐらい幸せか」
- その結果、自分のために5ドルを使ったグループより、人のために5ドルを使った被験者のグループほど幸福度が高いことがわかった
自分のためにお金を使うよりも他人のために使った方が幸せな気持ちになれるということですね。
また、この実験では被験者に5ドルではなく20ドルを渡したグループもつくっておきました。そして他人のために5ドル使ったグループと、他人のために20ドル使ったグループで幸福度を比較したところ、双方に優位な差はなかったそうです。
つまり、使うお金の額が高ければ高いほど幸せになれるというわけではないのです。ちょっとした親切でも幸福度アップには効果があります。
【今日のクエスト】自分が最近買ったもので「あの人にも役立ちそうだな」と思えたものを買ってあげよう
【獲得経験値】
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