大事なスピーチの本番前緊張してしまう
面接の前に緊張してしまう
テストの結果が不安でたまらない
今回は日常的に感じることが多い短期的な不安を軽減する心トレをご紹介します。
テトリスで不安が改善
「準備してきたはずなのに不安を感じる」
そんなときに有効なのが、なんと「テトリス」です。テトリスとは皆さんがご存じの通り、いろんな形のブロックをくるくる回しながら隙間ができないように置いていくゲームのことです。
ある実験で、手術前の子供にテトリスのような視覚情報を酷使するゲームをさせたところ、手術に対する不安や憂鬱な気分が解消されたそうです。
理由としては、ゲームに没頭することによって他のことを考える余裕がなくなるからです。ゲームをしている間は「緊張するなぁ」「不安だなぁ」という気持ちを忘れることができますよね。
ちなみに、「ゲームでなくても読書や勉強、アニメなどでも同じ効果は得られないの?」と疑問に思うかもしれません。
研究によると読書やアニメなどはゲームに比べて、不安やトラウマをごまかす効果は薄いようです。理由としてはゲームをしているときと、読書をしたりアニメを見たりしているときを比べると集中力の深さに違いがあるからです。
ゲームは没頭感があり、それ以外のことに目が向かないぐらいの集中力が発揮できます。言わばゲームは最強の現実逃避アイテムなのです(笑)
記憶力を使うだけで不安を改善できる
ゲームは集中力を引き出して不安を忘れるのに効果的です。ですが、どうせならもっと有意義な不安の対策があればいいものです。
そこでおすすめなのが記憶力を使うことです。
不安を感じる場面で記憶の作業を行うことによってネガティブな気持ちを抑えやすくなることが分かっています。
デューク大学の実験。
不安になりやすい120人の男女を対象に、参加者を二つのグループに分けて比較する
- 記憶力を使うような暗算や神経衰弱といった問題を解いたグループ
- 特に何もしないグループ
両方のグループに、怖い顔や怒った顔など人間のネガティブな表情を示す写真を見せてわざと不安を感じさせるような状況下に置く。
その後、fMRI で不安になっているかどうかを脳スキャンで調べる。
その結果、記憶力を使ったグループ1はネガティブな感情を処理する「背外側前頭前野」という脳の部分が活性化し、 ネガティブな感情を受け止めるための能力が高まっていた。
つまり、記憶力を使うことによって、ネガティブな気持ちを受け止めやすくなるのです。
ですから、不安を感じたときには学習アプリや、単語帳などを開いて、暗記作業を行ってみるといいでしょう。
【今日のクエスト】テトリスをダウンロードしよう
スピーチの前、企業の面接の前、手術の前、異性に告白する前…など不安が高まる場面では、テトリスで現実逃避するのもアリ。
【獲得経験値】
関連記事
ゲームや記憶作業で現実逃避する手段は、あくまでも短期的な不安に対してです。
自分の将来に対する不安や、人間関係での不安は、根本的なメンタルの弱さを改善する必要があります。↓
コメント