知識のコレクションを楽しめ!飽きずにできる読書後のアウトプット術5選

学び方を学ぶコース
この記事はこんな方にオススメ

新しい本を読むのは好きだけど読書ノートを復習するのが退屈

知識をスラスラ説明できるようになりチア

自分の知識のコレクションを磨き上げたい

今回は読書したあとに知識を定着させるアウトプット術をご紹介します。

 

見返すたびにニヤニヤできるコレクションをつくろう

僕は読書は知識のコレクションを増やすことだと思っています。

トレーディングカードゲームを集めているのと同じ感覚です。カードは買って集めるだけではなく、後から見返して自分のコレクションを楽しむと思います。

 

読書で得た知識も、見返すたびにニヤニヤできるぐらい磨きあげると楽しいです。

読書ノートに書いたことを復習したり、書き加えたり、アイデアを出したりして自分だけのコレクションを作っていきましょう。今回はそのためのヒントをまとめました。

 

読書後アウトプット術5選

アウトプット法1.チャンクを作る

復習するときには「チャンク」を意識して作るといいです。チャンクと言うのは情報のまとまりのことです。

新しい知識を得た時に、それまで得ていた知識と似ている箇所や「この知識と一緒に覚えておくと便利だな」というものを一つにまとめて覚えておきましょう。

 

例えば、僕は「腸内環境にいい食事はなんですか?」と聞かれたら「ドライフルーツ入り蜂蜜ヨーグルトです!」と答えるようにしています。

実際には、腸内環境にいい食材には発酵食品・食物繊維・レジスタントスターチなどが挙げられます。ですが1つずつ覚えるのは大変なので、「ドライフルーツ入りハチミツヨーグルト」というまとまりにして覚えているのです。

 

知識をチャンクとしてまとめておくと自分が覚えやすいだけでなく、人にも分かりやすく伝えることもできます。

チャンクがない場合:腸内環境にいいとされているのはまず発酵食品ですね。発酵食品には腸にいい細菌が含まれているからです。あとは食物繊維です。食物繊維は…
チャンクがある場合:腸内環境に食材は『ドライフルーツハチミツヨーグルト』で覚えるといいですよ。ヨーグルトなどの発酵食品・野菜やフルーツなどに含まれる食物繊維・ハチミツなどに含まれるレジスタントスターチの3つが腸にいい食品です。

チャンクがある場合だと、結論をバチっと提示することができますね。

 

アウトプット2.キャッチコピーを付ける

復習する時には知識にキャッチコピーを付けるようなイメージでやってみましょう

テキスト的な平たい文章よりも「なにそれ?」と興味を惹きつけられるような文言の方が記憶に残りやすいです。また、面白いワードがたくさん並んでいるノートなら「見返そう」とやる気も湧いてきますよね。

 

また、キャッチコピーがあるかないかで他人に知識を伝えるときにも分かりやすさが段違いです。例えばこんな感じ。

キャッチコピーなし:集中力には「入門集中」や「記銘集中」などいくつかの種類があります。入門集中というのはテキストを呼んだりするときに必要な集中力のことです。記銘集中は自分の頭の中で深く考えて結論を出すタイプの集中力です。仕事で成果を出したいなら色んなタイプの集中力を高めることが大事です。
キャッチコピーあり:集中力が高いはずなのに仕事で成果が出ない人の特徴とは?ー実は集中力と一口に言っても「入門集中」や「記銘集中」などいくつかの種類があります。入門集中というのはテキストを読んだりするときに必要な集中力のことです。記銘集中は自分の頭の中で深く考えて結論を出すタイプの集中力です。仕事で成果を出したいなら色んなタイプの集中力を高めることが大事です。
 
どうでしょう?キャッチコピーがあることで「続きを読みたい!」って気持ちになりやすいですよね。
知識にキャッチコピーをつけるとノートを眺めるのがより楽しくなったり、発信力が上がったりしますよ。
 

アウトプット法3.説明するシミュレーションをする

「この知識を人に説明するなら?」を考えながら復習するとより実用的な知識になります。

聞いた人が実践しやすいようなアイデアや、突っ込まれそうなポイントをきちんと網羅しておかないと説得力のある知識を提案することはできません。ですのでより負荷をかけた復習ができます。

 

また、人に説明する前提で知識を身につけていないと、いざという時に知識が出てこないものです

例えば、普段から栄養について勉強していて「さつまいもには目の健康に良いアントシアニンが多く含まれている」という知識があったとします。いつも見返しているノートには、

さつまいもに含まれる栄養素→アントシアニン→目の健康にいい
という感じでメモしていたとします。しかし、このノートを復習しているだけだと、いざ日常生活で友だちから「 最近視力が下がってきたんだけど目にいい食材って何かないかな?」と聞かれた時には意外と答えられなかったりします。なぜなら普段の復習ルートとは逆のルートで聞かれているからです。

そういった質問をされることを想定しながら復習すると、「目の健康に良いのはアントシアニンという成分で これはさつまいもや 葡萄屋ワインさくらんぼなどに含まれているんですよ」みたいにスラスラ答えることができます。

 
 
ですので、知識を復習するときには「この知識を日常生活で使う場面があるとしたらどんな場面だろう?」と自問しながら復習してみてください。
 
例えば、本を読んでいて
低所得な家庭ほど安くてお腹を満たしやすいパンや白米の摂取量が多くなりがち。低所得者ほど糖尿病や肥満に注意したほうがいい
という知識に出会ったとしましょう。復習するときには「どんな場面で使えるだろう?」とシミュレーションしてみるのです。
例えば、「『貧乏なんだから食事にこだわりないんですよね~』という人が現れたときにはこの知識を説明しよう。ついでにお金を欠けずに作れるレシピもセットで覚えておこう」などとシミュレーションできますね。

 

また、ブログなどで実際に他人に向けて説明してみるのもいいアウトプット法です。

本を読む段階から「ブログで紹介するときはどんな風に説明しよう?」と考えながら読むことができるからです。

 

アウトプット法4.知識を実践する

知識を実際に使ってみることによって より深く理解や記憶が進みます。

テキストに書いてある知識をそのまま記憶したりするのは大変ですが、自分の体験談を結びつけてみると格段に覚えやすくなります。

実際に、「エドガー・デールでの学習記憶ピラミッド」 という考え方の中でも、読んだり聞いたりするだけの学習をより実際に体験したりするほうが記憶に残りやすい と言われています。

 

例えば、「小松菜の冷凍保存の仕方」みたいなのを学んだ時には、ごちゃごちゃ覚えるより実際に小松菜を冷蔵庫に入れてみるのです

すると、家族が「なんで小松菜は冷凍したの?」というふうに聞いてくれたりします。そこで「小松菜は常温で保存しておくとビタミン C が 失われやすいんだよ~。冷凍保存すると野菜の呼吸が止まって栄養の流出も抑えられるし 水分が膨張して細胞壁が壊れるから食感も柔らかくなって使いやすいんだよ」という風に知識を確認することができます。

また次の日には「この冷凍した小松菜っていつまで持つの?」と聞かれるかもしれません。その時には「だいたい一週間ぐらいは持つらしいよ」と答えるとまた知識を確認することができます。

 

知識を実践することで周りの人も巻き込んでいけるので、説明を求められる場面が増えて、いいトレーニングになるのです。

 

アウトプット法5.アイデアに昇華する

テキストを見ずに思い出したり、自分の言葉でしゃべってみたりなどの正しい復習をするとそれなりに頭が疲れてくると思います。

 

脳が疲れた時には休憩がてら知識からアイデアを考える時間を作ってみましょう。

例えば、僕は化学元素について勉強するのに飽きてきたら「じゃあ元素をキャラクターっぽくしてみよう」みたいにアイデアを練っています。↓

【ケミロボ図鑑】001~018
やぁ、どうも。私は「ケミロボ」について研究しているだいちゃん博士だ。 今回は元素番号001~018(第一周期から第三周期)のケミロボを解説するぞ。 水素(Hydrogen) 原子番号 1 元素記号 H 状態 気体 族 (水素) 最外殻電子 ...

 

特に僕は「学問が大好き!」っていうわけでもないので、ずっと勉強していると飽きてきちゃったりします。

ですが、そこで諦めるのではなく「じゃあもっと面白くするには?」と発想を転換させるようにしています。皆さんも知識で遊ぶ感覚で発想を巡らせてみてください。

【今日のクエスト】自分の知識のコレクションを磨き上げよう

今回は僕がオススメする飽きないアウトプット法をご紹介しました。

  1. チャンクをつくる
  2. キャッチコピーをつける
  3. 説明するシミュレーションをする
  4. 知識を実践する
  5. アイデアに昇華する

 

ノートを見ながら実際に活用するときには以下の質問リストを使ってみてください。

知識のコレクションを磨き上げるための質問
  1. セットにしておくと分かりやすい知識は?関連知識は?
  2. その知識にキャッチコピーをつけるなら?
  3. 人に説明するなら?実際に役立ててもらえる実践アイデアは?聞かれそうな質問に答えるには?
  4. その知識の具体例や体験談は?実践するには?
  5. その知識からアイデアを生むとしたら?

 

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