勉強しても覚えておくことができずに嫌になる
「前やったのに忘れてるなぁ…やっぱり自分は勉強が苦手なんだ」と落ち込む
自分は記憶力が悪いんだなぁと落ち込む
以前の記事でも何度か効果的に記憶に残すための心トレをご紹介してきました。しかし「その方法を使っても忘れちゃうんですけど、私って頭悪いんでしょうか。」と悩むこともあるかもしれません。
そこで今回は、勉強しているときの「覚えられない」というストレスに強くなろうよ!というお話をします。
自分は記憶力が悪いんだ…と悩むのは時間の無駄
復習は「忘れている」からこそ意味がある
確かに復習するときになかなか思い出せないのは気持ちが悪いものです。「忘れてしまうのがストレスだから勉強が嫌い」という方も多いでしょう。
しかし、復習の際はなかなか思い出せないからこそ意味があるのです。
そもそもベストな復習タイミングは「忘れないうち」ではなく「忘れかけた頃」なのです。というのも、忘れた頃に復習することによって長期記憶に保存されやすくなるからです。
記憶にはそもそも「短期記憶」と「長期記憶」が存在します。
- 短期記憶というのは情報を知ってから短時間の間だけ覚えておく記憶です。
- 長期記憶とは 時間が経っても忘れることがない記憶です。
完全に覚えている間に復習したとしてもそれは短期記憶を繰り返しているだけで、長期記憶の方に 定着させることができていないのです。
つまり、復習とは覚えていることを確認する作業ではなく、忘れかかっていることを補強する作業と言えます。
「前やったのに忘れてるなぁ…やっぱり自分は勉強が苦手なんだ」と落ち込む必要はないのです。「くそ~!あと少しで思い出せそうなのにな~」と楽しむぐらいの気持ちで復習しましょう。
自分の「復習ランク」を記録しよう
「同じことを繰り返すのが苦手」「復習するが退屈」という気持ちは非常に分かります。
そこで復習を楽しくするためのちょっとしたアイデアをご紹介します。
自分のノートを強化しよう
ズバリ復習の痕跡を残すことです。
例えば、僕はMindlyというノートアプリを使っていますが、その中のアイコン機能を使って復習のモチベーションを上げています。
↓一度目の復習(その日)をしたら黄色のハートマーク。
↓二度目の復習(翌日)をしたら青色。
↓三度目の復習(1週間後)をしたら紫。
という感じ。ちなみに4回目は緑で、5回目は赤という風にレベルアップしていきます。
モンスターハンターの武器のランクみたいな感じでどんどん強化される感じが楽しいのです。
紙のノートや他のデジタルアプリを使う場合にも、自分なりの復習の痕跡を残してみましょう。
復習の記録は「覚えていたら」ではなく「見返したら」
復習の記録を実践するときには、「覚えていたら」という条件ではなく、「見返したら」という条件で記録しましょう。
なぜなら、「覚えていたら」という条件は達成するのが難しいからです。なかなかランクが上がらず楽しくなくなってしまいます。
また、行動を記録するときには習慣化したいことを記録するのが鉄則です。
例えば「レコーディングダイエット」というダイエットの手法をご存じでしょうか?自分が食べたものを記録して管理するという手法です。
レコーディングダイエットをするときにも、
- 減量が目的なら体重の増減を記録する
- 健康的な食生活が目的なら食事の内容を記録する
ということがポイントになります。減量が目的なのに食事内容を記録してもモチベーションに結び付きにくいのです。
ですから、ノートに復習の痕跡を記録するときにも、覚えているかどうかを記録するのではなく見返した回数を記録するのが大事なのです。習慣化したいのは定期的にノートを見返す習慣ですからね。
【今日のクエスト】復習ランクを記録するアイデアを考えて実践しよう
- ノートを主に使っているなら「復習したらチェックマークをいれる」とか
- 僕のMindlyで使っている方法を真似てもらってもいいです
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