ポリフェノールのメリットまとめ
ポリフェノールが腸内環境を改善
心トレ信頼度:★★★★
腸内環境の改善と言ったら、発酵食品や食物繊維のイメージですが、ポリフェノールにも腸内を整える作用があるみたいです。
根拠となる研究
ワシントン州立大学が行ったメタ分析(※)によると、
- ポリフェノールの摂取によって健康を促進する腸内細菌(ラクトバチルス菌やビフィズス菌)を増やし、悪玉菌(クロスオリジジウム病原性種など)を減らす効果があった
- ラクトバチルスで396mg、ビフィズス菌で1日あたり540mgのポリフェノールの摂取が効果的
という結果が出ています。
収集・分析
「微生物叢・フラボノイド・お茶・投入・牛乳・赤ワイン・シリアル・ココアパウダー・チョコレート・りんご・武道・ベリー…など」ポリフェノール関係のキーワードを含む文献を集め、そのうち精査して残った27件の先行研究を分析。腸内環境への影響を調べた
結果
- ポリフェノールの摂取によりラクトバチルスの存在料は220%アップ、ビフィズス菌は56%アップ
- ユウバクテリウムは増えない
- 腸内細菌への影響はある程度の量がないとダメ。396mgの摂取量が推奨される
心血管疾患・がんによる死亡の予防
心トレ信頼度:★★☆☆
ポリフェノールの摂取が心血管疾患やがんなどの死亡率を下げるよ~と言われています。
根拠となる研究
エディスコーワン大学がポリフェノールの摂取量と死亡リスクを調べた研究(※)を見てみましょう。
観察
56048人を23年ほど追跡。(そのうち14083人が死亡)
結果
- ポリフェノールの日常的な摂取が多いほど、心血管疾患やがんによる死亡率が低かった
- 効果としては1日に約500mgの摂取でピークだった
- ポリフェノールによる死亡率の低下は特に喫煙者やアルコールの摂取が多い人において顕著だった
決して「ポリフェノールさえ摂っていれば酒やタバコの悪影響も帳消し!」というわけではありませんが、どうしてもやめられない方はポリフェノールを意識的に摂るといいでしょう。
※随時更新
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