- 健康的な食事にはお金がかかるからやりたいくない
- 高いフルーツよりも安い菓子パンを選ぶことが多い
- 手間がかかる野菜より安いお惣菜を選ぶことが多い
今回は「健康的な食事にはお金がかかる」という世間のイメージを検証していきます。
食材の価値は「費用」ではなく「費用対効果」で考える
僕が調べた結果をまとめるとこんな感じ。
- 健康的な食材は加工食品より高いのは確か
- だが栄養価は比べ物にならない
- そして栄養価が高い食事は満足度も高いし、病気も防げるから将来の費用節約になる
菓子パンやお菓子に比べれば、野菜やフルーツは確かに高いです。
しかし、食材はお金ではなく費用対効果で選ぶべきです。
「費用対効果」っていうのは払ったお金に対する健康効果のこと。例えば菓子パンは100円で買えますが脳や体に貢献してくれる栄養価は入ってません。むしろたくさん含まれる砂糖が血糖値を大きく上げますし、トランス脂肪酸は脳の働きを阻害します。
逆にリンゴは安くても100円以上しますが、水溶性の食物繊維が血糖値が上がるのを防ぎますし、腸内環境も整えてくれます。腸内環境は脳の活動にも関わっていると言われています。
菓子パンなど一見安い食品を食べれば、仕事や学校でのパフォーマンスを犠牲にすることになります。同じ食事を続ければ将来は病気にかかりやすくなり、必要な医療費も増えるでしょう。
逆にもう50円~100円ほど高いリンゴを食べれば脳のパフォーマンスを高めることができます。同じ食事を続ければ病気にかかりにくくなり必要な医療費や介護施設への支払いも減ることでしょう。
野菜の費用対効果は加工食品の6倍高い!
ハーバード大学の研究者たちが様々な野菜などの健康効果を調べて費用対効果を調査した研究(※)では、お金をかけなくても食事改善はできるよ~と示しています。
具体的には、
- 野菜1食分あたりの価格は加工食品の4倍になってしまう
- しかし栄養面でいうと野菜は加工食品の24倍になる
つまり、栄養面の野菜の費用対効果は加工食品の6倍高いということになります。
また、以下のような点も気をつけてみるといいぜ~と示されています。
- 同じ価格で栄養価がより高いものを食べようと思ったら、ナッツ類・大豆製品・豆類・全粒穀物などを買うべき
- 肉や乳製品の摂取を減らすべき
ナッツ類は普通の感覚からしたら高いですが、その分栄養価が高いみたいです。
逆に、肉は値段が高いですが、飽和脂肪酸などが多いため健康への貢献度が低いです。もちろん肉にも良質なビタミンや脂質は含まれますからたまには食べた方がいいですけどね。
栄養価が高い野菜ほど満腹感も高い!
「栄養価が高い食材を食べよう!」というとよっぽど健康志向の人に見えます。しかし実は、食いしん坊な人ほど食材の栄養価に気をつけるとお得なのです。
なぜなら、栄養価が高い食材ほど満足感が高いからです。
食材による満腹感をMRIで調べた研究(※)によると、栄養価(と粘度)が高い方が満腹感が高いぜ~という結果を示しています。
まとめ
ということで、今回は健康的な食材ってお金がかかるの?ということを検証する記事でした。
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