- 生活習慣病を予防したい
- 乳がん・卵巣がん・子宮がんなどが気になる女性の方
- お酒好きな方
今回は優秀食品であるゴマの効能と効果的な活用の仕方について解説します。
ゴマの健康効果
ゴマリグナンが生活習慣病に効果的
ゴマにはポリフェノールである「ゴマリグナン」という成分が含まれています。 ゴマリグナンにはいくつか種類があり、セサミン・セサミノール・セサモリン などがあります。セサミンは中でも有名ですがゴマリグナンの多くを占める成分です。
ゴマリグナンには様々な健康効果があります。例えば…
- 肝機能を改善する効果
- 心臓病を予防する効果
- 骨粗鬆症を予防する効果
- 乳がん・子宮がん・卵巣がんを予防
- コレステロール値を改善
などです。
というのもゴマリグナンは体内に入ると腸内細菌によって「エントロリグナン」という成分に変えられます。 エントロリグナンは心臓や生殖器、骨などに良い作用を及ぼしてくれるのです。
また、ゴマリグナンは悪玉コレステロールを抑制し善玉コレステロールを増やしてくれる働きがあります。
心臓病・骨粗しょう症・高脂血症など様々な生活習慣病に効果があるのはありがたいですな。
抗酸化作用で若返り効果
ゴマリグナンはポリフェノールなので抗酸化作用による老化予防効果も持ち合わせています。体内で発生した活性酸素を取り除くことで細胞が傷つくのから守り病気や老化を防いでくれます。
また、抗酸化作用は肝臓で発生する活性酸素なども取り除いてくれます。肝臓の働きをスムーズにすることによってアルコールの分解なども助けてくれますので二日酔いにも効きます。
効果的なゴマの食べ方
すらないと吸収率ゼロ!?
ゴマを食べるときに気をつけるべきは粒の状態からすりごまにして食べるという点です。
なぜなら、ゴマは硬い皮に包まれているのでそのまま食べても吸収することができないからです。もちろんが歯で噛み砕くことはできますが、小さなゴマを口のなかで一粒一粒砕くことはできないでしょう。
すり鉢いらず!ナイロン袋を活用
「そのままの状態がだめならすりごまとして売られているものを買えばいいのではないか」と思われたかもしれません。
でも、すりごまの状態で売ってあるは少しもったいないんです。
なぜなら、中身が空気に触れることによって酸化しやすくなっているからです。 というのもゴマに含まれる脂質は「リノール酸」が多いのです。不飽和脂肪酸であるリノール酸は不安定で酸化しやすいという特徴があります。
酸化した脂質(過酸化脂質)は摂りすぎると動脈硬化などの原因になってしまうので、できれば新鮮なものを食べたいところ。ですので、粒の状態で買っておいて使うときにすりごまにするのが一番合理的なのです。
すり鉢でごまをするのが面倒な方はナイロン袋とすり棒を使うテクニックをお勧めします。
ナイロン袋にごまを適量を入れ、すり棒でゴロゴロと転がせばうまくつぶすことができます。その後ナイロン袋を手袋のように持ってパラパラっと振りかけると簡単にすりごまが作れます。
加熱で抗酸化作用が3倍に!
余裕があれば粒のものを加熱して「いりごま」にするのもおすすめです。
というのも、加熱することによって含まれているセサモリンというゴマリグナンが「セサモール」というものに変わります。セサモールは元々のセサモリンに比べて3倍の抗酸化作用を持ちます。
ビタミンEと一緒に。
食べるときはビタミン E を多く含む食材と一緒に食べるのをおすすめします。
ビタミン E にも抗酸化作用がありゴマに含まれるゴマリグナンと共に相乗効果が期待できるからです。
ビタミン E が豊富な食材は、ほうれん草・モロヘイヤ・かぼちゃ・しそ・大豆 などが挙げられます。
ホウレンソウやモロヘイヤをごま和えにするのは王道かつ合理的なの組み合わせなのです。
【今日のクエスト】ゴマを合理的に活用しよう
ごま和えをつくるならゴマ大さじ1、醤油小さじ1ぐらいのバランスで作ればOK。野菜はにんじん・キャベツ・ほうれん草・小松菜・モロヘイヤ・いんげん…など!
ちなみに以前紹介したブランチング野菜を実践している方はラッキー。※詳しくは↓
ストックしてある野菜を使う前日ぐらいに冷蔵に移して解凍しておき、軽く水気を拭き取ってからそのままごま和えにしちゃえば簡単に1品完成です。
獲得経験値
☑️粒ゴマを買った
☑️ごま和えなどで食べた
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