- 薬に頼らずアルツハイマー病を予防・改善したい
- 脳の機能を高めたい
今回はアルツハイマー病にスパイスが効くかもね~というお話です。
認知症の薬と同じぐらいの効果!?「サフラン」がすごい
認知症に効果のあると考えられているスパイスは「サフラン」です。
高齢者を対象にサフランの効果を試した研究(※)によるとサフランは認知症の薬と同じぐらい効果があるかもという結果になっています
介入
55歳以上の54人の成人を対象。被験者を無作為に2つのグループに分け、22週間(約5ヶ月半)の介入を行った。
- 1日あたり30mgのサフラン(15mgずつ2回に分けて摂取)
- 1日あたり10mgのドネペジル(※)(5mgずつ2回に分けて摂取)
なお、認知症の診断方法としては「Alzheimers Disease Assesment Scale ーcognitive subscale(ADAS-cog)※」や「臨床認知症評価尺度 (CDR)※」が用いられた
- ※ドネペジル:認知症の薬
- ※臨床認知症評価尺度:日常生活の状態で認知症を評価する測定法
- ※Alzheimers Disease Assesment Scale ーcognitive subscale:11項目のテストで認知機能を評価する測定法
結果
- 軽度から中程度のアルツハイマー患者においては、ドネペジルと同じぐらいの効果が見られた
- なお、副作用に関してはドネペジルとサフランで特別違いが見られなかったが、ドネペジルの場合嘔吐の頻度が高かった
つまり、めっちゃ進行しているアルツハイマー病を除いてサフランは認知症に効果があるかも!という結果になったわけです。
理由としてはサフランに含まれる抗酸化物質が脳の中の神経保護作用を進めてくれるからだと考えられます。
「神経保護作用」とは 脳の神経細胞が酸化してダメージを受けることから守ってくれる働きです。脳はその重量は身体全体の2% 程度にもかかわらず消費するエネルギーは膨大なものです。 特に取り込まれる酸素のうち50%ほどは脳で消費されると言われています。
酸素が使われる時にはその副産物である「活性酸素」が生じてしまいます。 活性酸素は非常に不安定な酸素で 他の細胞に攻撃します。これが「酸化ストレス」です。脳の神経細胞が酸化されると 脳の働きが落ちてしまいます。
抗酸化物質は その名の通り、酸化に対抗してくれるので 酸化ストレスから脳を守ってくれるのです。
サフランの場合、「クロシン」という抗酸化物質が脳の神経細胞を保護してくれます。また、クロシンは神経伝達物質の働きを促進してくれるともいわれています。
【実践】サフランを使った料理
サフランはひとつまみでも効果絶大!
サフランは大変高価なスパイスですが少量で効果を発揮できます。料理に使うときの用量はひとつまみというふうに考えてください。
前述した研究においても 使われたサフランの量は15mg です(1 mg は1/1000 g)。かなり少量でアルツハイマーに対する効果があると期待できます。
普段の主食をゴージャスに!サフランライスがオススメ
高貴きなスパイスだけあってブイヤベースや パエリアなど手間がかかる料理に使われるイメージです。 手軽に使いたい場合はご飯を炊く時に入れてみましょう。
いつも通りご飯と水を入れたらサフランをひとつまみほど加えて20分待ちます。待っている間にサフランから色が出てきますので 全体を混ぜ合わせてから炊飯スイッチを押せば OK。
白米ではなく玄米を使えば、食物繊維やビタミン類も補給できる栄養素豊富な主食になります。
「もっと使いこなせるぞ!」という方はこちら↓なんかもオススメ。
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【今日のクエスト】サフランライスを炊いてみよう
✓サフランを買った
✓サフランのレシピを実践した
【獲得経験値】
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