- 寝る時にテレビをつけっぱなしにしないと落ち着いて眠れない
- 睡眠を改善して健康を保ちたい
今回は、テレビをつけっぱなしにしていると 肥満のリスクが上がってしまうぜ~というお話です。
寝るときにテレビをつけていると体重5㎏増!?
夜間にはテレビや照明をつけずに、なるべく暗い環境を作りましょう。
実際に、2019年に発表されたアメリカ国立衛生研究所の研究によると夜間の蛍光灯 や テレビなどの人工照明が肥満のリスクを高めると示唆しています。
観察
43,722人の女性(35歳から74歳)を対照に、夜間にテレビや蛍光灯等の人口照明にさらされているかどうかについて以下の3つのカテゴリーに分けて比較した。
- 夜間に照明類をつけていないグループ
- 夜間に小さな常夜灯をつけているグループ
- 夜間に部屋の外からの明かり(街頭など)が入るグループ
- 夜間に部屋の中で明かりやテレビをつけているグループ
被験者の肥満度合いについて、以下の指標によって評価された。
- WHOが基準している通りBMI30以上
- ウエスト88センチ以上
- ウェストヒップ率が0.85以上
- ウェスト身長比率が0.5以上
なお、体重の変化を観測するために、研究に含まれた段階での被験者自身によるBM Iの報告とフォローアップ時の自己申告によるBM Iと比較
結果
夜間に人工照明にさらされている場合、以下の傾向が見られた
- ウエスト・ウェストヒップ比率・ウェスト身長比率すべてにおいて、どのような照明類(常夜灯、部屋の外の灯り、部屋内の灯りやテレビ)ものでも肥満に関連性があった
- 体重の変化の指標において、照明なしのグループ1と比べてテレビや照明ありのグループ4は体重が5キロ以上増量、10%以上のBMIの増加が見られた
考察
夜間の人工証明によって肥満のリスクが上がってしまう理由としては、体内時計の乱れと食欲 ホルモンの乱れが挙げられます。
まず体内時計について。人間は暗くなると「メラトニン 」という睡眠ホルモンが分泌されて自然と眠たくなるようにできています、ところが、夜間にも 照明をつけていると、脳が昼だと勘違いして メラトニンの分泌がストップしてしまうのです。
こうして起きた体内時計の狂いは、体の中で働く食欲を調節するホルモンの働きにも関わっているとされています。
ですので、夜間の照明が体内時計の乱れを引き起こし、それによって食欲の増進が引き起こされるわけです。
ホワイトノイズのアプリを使おう
対策としてはまずテレビを消すことです。
「テレビをつけっぱなしでないと落ち着かない」という人は、 テレビの音が「ホワイトノイズ」の役割を果たして 雑音から守ってくれるからかもしれません。
ホワイトノイズとは、道路を走る車や エアコンの音などの本当に不快な音を和らげてくれる ノイズのことを言います。
でしたら、テレビを活用するのではなく、ホワイトノイズ 専用のアプリなどを活用してみましょう。(※使い方は後述)

テレビをずっとつけっぱなし よりも電気代がかかりませんし、 音だけなので体内時計が狂わされる心配もありません。
寝室でのデジタルデバイスを取り払おう
あとは、特に理由もないけどテレビをつけてしまうことが習慣になっているという パターンです。寝室からテレビやスマートフォンなどのデジタルデバイスを追い出すのがいいでしょう。
【今日のクエスト】ホワイトノイズで心地よく眠ろう
ステップ1:自然音アプリをインストール

ステップ2:好きなサウンドとタイマーを設定
下画面の「サウンド」→好きな自然音をタップという簡単な手順で自然音が再生されます。このとき「風」と「雨」など複数組み合わせることもできるので、自分が心地よく眠れそうな音をチョイス。↓
↑自然音を再生すると「現在のミックス」という画面が出てきます。ここの欄をタップすると詳細な設定をすることができます。↓
↑「タイマーを追加」を選択↓
「タイマー 継続時間」の画面から任意の時間を設定。例えば1時間で設定すれば、1時間後までにだんだんと音が少なくなってきて、勝手に音が止まるように設定できます。
ステップ3:枕元で楽しむ
枕元に置いて寝るか、インサート型のBluetoothイヤホンなどを使うといいでしょう。
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