子どもが勉強にのめり込む「動機づけ」の心理学

AIに殺されない教育
【今日の心トレ】子どものやる気をアップさせる三か条を学ぼう

【獲得経験値】

 

  • 子どもが勉强に熱心にならない
  • 1つのことに熱心に取り組んでほしい

そこで今回は自己決定理論にしたがって、子どものやる気をアップさせる3つの法則を解説します。

子どものやる気をアップさせる3つのキーワードは自律心・有能感・関係性の3つです。

 

1.自律心

テキストは自分で選ばせろ!

幼少期に読解力をつけるために読む本にしろ、知識を広げるために読む図鑑にしろ、将来受験勉強で使うテキストにしろ、本人が自分で選ぶのがポイントです。

なぜなら、自分で選ぶことによって自律心を感じることができるからです。自律心とは自分がコントロールしている感覚のことです。

 

人に言われてやったのではなく、「自分が決めてやったのだ!」という感覚がとても重要です。子どもがひとりで選べない場合は、大人が候補をリストアップしてあげてその中から選ばせるといいでしょう。

 

小学校では教科書が勝手に配布されますし、受験では問題集は学校が規定するものです。授業で統一性を出すには仕方のないことかもしれません。

ただ、親が子どもに与えてあげることができる本や図鑑にに関しては、子どもが自分で選ぶことが大切なのです。

 

教師の方がこのテクニックを使うときは、授業の始めに「みんなで問題の演習をする?それとも新しい単元に進む?」などを生徒に決めさせてから始めるなどの工夫をするといいかもしれません。

 

2.有能感

難易度設定がモチベーションの鍵を握る

モチベーションが続くかどうかを大きく左右するのが目の前の問題が自分の能力と見合っているかどうかです。

簡単すぎる問題だと飽きてしまいますし、難しすぎると挫折してしまいます。つまり簡単すぎても難しすぎてもモチベーションが下がってしまうのです。

 

子どもが取り組むテキストが子どものレベルに合っているかどうかをチェックすることが大事です。書店で選ぶときには、適当に開いたページが理解できるかどうかをチェックしてあげましょう。

テキストに関しては「本人が選ぶ・選んだあとは難易度をチェックする」ということを繰り返して厳選すれば、いいものが選べるはずです。

 

3.関係性

最後に満たすべき条件は関係性です。子どもの自尊心を高めてあげたり、子どもが学んでいることの価値を評価してあげたりしましょう。

 

子どもが自分から興味を持っていることは褒めない!

関係性のつくりかたは注意が必要です。子どもが自分から興味を持ってやっていることを褒めてはいけません。

ある実験を紹介します。

  • 学生を2つのグループに分け、それぞれにパズルを解かせる
  • 片方のグループにはパズルを解いたら報酬を与えるようにする
  • もう片方には解いても報酬は与えない

こんな実験モデルの場合、パズルを解くのはどちらでしょうか?普通ならご褒美がもらえるグループのほうが一生懸命解きそうですよね?しかし実際は逆だったのです。

 

報酬をもらわなかったグループのほうがよりパズルを解くのにハマり、休憩中もパズルを解く傾向が見られた」という結果が得られたそうです。

理由としては、報酬をもらわなかったグループは自然とパズルの面白さにハマり、好奇心とやる気が伸びていったのでしょう。

対して、報酬をもらったグループは「パズルは報酬をもらうためにやるもの=報酬がもらえないとやっても意味がない」と認識し、パズルを解く気力がそこまで上がらなかったと考えられます。

 

例えば、子どもが絵を描いていたとしたら「上手だね!」なんて言ってはいけないのです。子どもにとっては絵を描くこと自体が喜びであり、絵を描く行為自体が報酬になっているのです。

そこに「上手だね!」という称賛を与えてしまうと、「絵を描くことはお母さんにとって都合がいいことなんだ」と解釈してしまい、自分の内側から湧き出る興味を失ってしまいます。

 

【5秒で実践!】子どもがハマっていることは褒めないようにしよう

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