【今日のクエスト】幼児時代に好奇心を高めてあげよう
【獲得経験値】
- 貴重な赤ちゃん・幼児の時期にコミュニケーションをとりたい
- 赤ちゃんの指差し、喃語(だー、だーなど)が始まった
という方へ。
今回は子供が小さいときにやっておくと、中学校2、3年生の成績に影響するある習慣をご紹介します。
乳幼児の好奇心が学業成績を左右する!?
メリーランド州の国立小児保健発育研究所の研究によると、自分の身の回りの環境を熱心に調べようとする赤ちゃんほど、思春期(14歳)になった時の学業成績が高い傾向にあるそうです。
赤ちゃんに限らず、子供が小さい頃は、自分の身の回りのことを好奇心旺盛に探索します。
お母さんに口に入れたらダメと言われたものを口に入れたり、兄弟に意地悪をしたりするのは子供にとっては実験なのです。
好奇心を伸ばすには、忍耐強く質問に返す習慣を。
赤ちゃんの指差し・喃語=知りたい!のサイン
赤ちゃんの指さし行動や喃語(うー、あー、ダーなど)は、学習の準備ができているというサインです。
その証拠に、コーネル大学の准教授心理学者マイケルゴールドスタインよると、赤ちゃんが指を指したタイミングで物の名称を教えてあげるとそれを覚える確率が高まるそうです。
また、ある実験では赤ちゃんの指さし行動や喃語に対して、真摯に対処してあげたほうが赤ちゃんの好奇心が高まるということが分かっています。
- 生後16ヶ月の赤ちゃんを対象にした実験
- 第1グループでは、実験者が物知りな大人として振る舞い、赤ちゃんの指差したものに対して正しい名称を教えてあげる
- 第2グループでは、間抜けな大人として振る舞い、赤ちゃんが指差したものが大して知らないふりをしたり、間違った名称で答えたりする(コップのことを靴と言うなど)
- 結果、第2グループの子供赤ちゃん達は第一グループの赤ちゃんよりも指差し行動が減った(好奇心が低くなった)
赤ちゃんは真摯に答えてくれる大人と過ごすと、好奇心旺盛になるようですね。
子供の質問攻めも好奇心の印
心理学者のミシェル・シュイナード によると、大人とのやりとりで子供は平均して1時間に100回以上の質問をするそうです。
大人としては子供の質問攻めにうんざりさせられるものですが、子供の好奇心を摘まないためには、これらに真摯に応えていくことが必要だとわかります。
赤ちゃん幼児の頃は、とにかく質問に答えてあげる、一緒に考えてあげることが重要です。
【参考本】
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