「適度な飲酒は健康」は間違い!?1杯でも23項目の健康リスクが上昇!

ヘルスポイント

健康的な飲酒の量は「0杯」

今回はお酒は飲まないのがもっとも健康にいいぜ~というお話です。

 

根拠となる研究

2018年のランセットという一流医学雑誌に発表されたワシントン大学らの研究によると、お酒は全く飲まない方が最も健康だと示されています。

Alcohol use and burden for 195 countries and territories, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016 - PubMed
Bill & Melinda Gates Foundation.
分析

1990年から2016年に発表された195カ国からの約600の論文を集めて分析。

結果
  • 適度な飲酒はごくわずかに心臓にメリットがあるかもしれないが、癌やその他の病気を引き起こす確率を上げる
  • 飲酒量が増えるに従って健康リスクは増加していく

 

具体的な飲酒量については以下の通り。

  • 全く飲まない人に比べて、1日1杯飲む人は癌や糖尿病など23項目の健康問題のリスクが0.5%高くなる
  • 1日2杯飲む人は7%上昇する
  • 1日5杯飲む人は37%上昇する
考察

つまり、今お酒を飲んでいない人であれば健康のために飲酒を始める必要はないでしょう。

また、今お酒を飲んでいる人は健康リスクが最も小さい1日1杯を適量としてそれ以上は飲まないようにしておくといいでしょう。

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「適度な飲酒が健康にいい」という話は間違いだったぜ~というお話をしています。

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