- プレッシャーがかかる場面で力を発揮できない
- 心配性で前向きなイメージが浮かびにくいい
今回は、もともとネガティブな性格の人はネガティブに考えまくった方がいいぜ~というお話です
悲観的なイメージでパフォーマンスが30%向上
自分は性格的に悲観的だという人は、あえてネガティブに考えることによってパフォーマンスをアップさせることができるかもしれません。
ジュリー・ノレムが行った研究によると、もともと悲観的な人の場合ネガティブ思考の方がパワーを発揮できるぜ~という結果を示しています。
実験の介入
被験者に対して、事前の調査で「いつも最悪な結果を想定し不安を感じながら過ごしている」といった項目で悲観的な性格かどうかを診断。
その後、ダーツを投げて的を狙う課題に取り組んでもらった。その際、被験者を三つのグループに分ける。
- 投げる前にリラックスできるような音楽を聴いてもらうグループ
- 投げる前にダーツの矢がど真ん中に当たるイメージを思い浮かべてもらうグループ(ポジティブ思考)
- 投げる前にダーツの矢がとんでもない方向に飛んでしまうイメージを思い浮かべてもらうグループ(ネガティブ思考)
実験の結果
もともと悲観的な性格の持ち主はグループ1・グループ2よりも、最悪なシーンを想像したグループ3が30%的中率が高かった。
実験の考察
理由として、事前に「最悪こうなるかも!?」とめいっぱい緊張しておけば、いざ始まったときに「意外といけるじゃん。」という余裕が生まれるからかもしれません。
ですので、緊張でどうかなりそうなときには「これは上手くいく兆候なんだな」ぐらいに思っておくのがいいかと。
また、無理にポジティブに考えようとすると余計に緊張するという側面もあるでしょう。
実際、別の研究ではもともと性格的に悲観的な人の場合、ネガティブな出来事を無理やりポジティブに解釈しようとすると逆にネガティブイメージが強くなってしまうということも示されています。その代わりに「失敗するとしたら最悪どんなパターンがあり得るだろう?」と事前に失敗パターンを予測しておくのは生産的です。
【今日のクエスト】プレッシャーがかかることに取り組もう
ステップ1:自分にとってプレッシャーがかかる場面をピックアップしよう
例:
- 試験や受験
- 人前でのスピーチ
- 面接
ステップ2:取り組む前に最悪な場面を想像しよう
例:
→いつも練習している例文と違うパターンで出題されるかも
→スピーキングのテストでめっちゃ威圧的な面接官にあたるかもしれない
→自分の心臓の音でリスニングの問題が聞こえなくなるかもしれない
ステップ3:実際に取り組む
【獲得経験値】
☑️プレッシャーな場面に対して、最悪のパターンを3つ想像した
コメント