- つまらないことで時間をつぶしがち
- テレビを見る、動画を見るなどスクリーンタイムが多い
- 好きな趣味のはずなのに取りかかるのが面倒なことがある
今回は、受動的な娯楽より積極的な娯楽を増やした方がいいかもだぜ~というお話です。
本当に楽しい娯楽は始めるまでは億劫になりがち
テレビやスマホの時間よりも、アクティブな娯楽を増やした方が充実度はアップします。
実際に、ある研究によるとテレビを見るなどの動かない活動よりも動く活動の方が生活満足度が高くなるぜと~いう結果が出ています。
実験の介入
15歳以上の4000人を被験者として、1日の中でどのような活動を増やせば良い幸福度が高まるかを調べた。なお、活動のリストには、テレビを観る・散歩をする・読書をする…といった72の活動がピックアップされた。
実験の結果
テレビを見るといった受動的な活動より、料理をする・犬の散歩をする・読書をする…といった積極的な活動の方がポジティブな感情が増えた
実験の考察
つまり、だらだらテレビや YouTube を見るよりももっと積極的な活動をしたほうが人生は楽しめると言えます。
スマホという黒船襲来で、趣味すらも面倒くさくなっている
どうしても休みの日をだらだら三昧で潰してしまう人もいるでしょう。
その理由は、喜び自体は大きくないとしても手頃な快楽であるからです。喜び自体は大きくないとしてもスマホやテレビをいじくるのは心理的なハードルが低いです。
それに対して、積極的な趣味は心理的なハードルがやや高い傾向があります。
- IPad でのお絵描きはやり始めると楽しいけど取り掛かるまでが面倒くさい。アイディアを固めるまでが面倒くさい
- 読書するのはやり始めると楽しいけど 本とノートを開くまでが面倒くさい
ひどい場合には、「Nintendo Switchでゲームするのは楽しいんだけど ソフトを入れ替えて起動するまでが面倒くさい」と思ってしまう日もあります。ゲーム機を持ってゲームするのが面倒くさいと思うほど、スマホでの暇つぶしは手軽だと言えます。
自分が本当にやりたいことに対してエンジンをかけるコツを知っておかないと、ずっと手軽な快楽で時間を無駄にする羽目になります。
【今日のクエスト】 楽しいけど億劫な活動を 簡略化しよう
ステップ1:自分が好きな趣味を一つピックアップしよう
例:
- 読書する
- iPadで絵を描く
- カードゲームをする
ステップ2:億劫だと思ったら1/10ぐらいにしてみよう
IPad で作品を描く→IPad を開いて 落書きだけする
攻略ポイント:「ちょっとやろう」の気持ちで始める
「あれをやってこれをやって…」と全てやろうとすると、行動に取り掛かること自体が面倒くさくなってしまいます。おそらくスマホでネットサーフィンする時も、「1時間ネットサーフィンしてやろう!」という気持ちで取り掛かることはないでしょう。むしろ、「少しだけ気になるニュースを見よう」と言った形で取り掛かるはずです。趣味に関しても「ちょっとだけやろう」という気持ちで始めてみればいいでしょう。
ステップ3:行動のトリガーを決める
作品のアイデアを思いついたら→iPadを開いてアタリをすぐに描く
「絵描こっかな~」と思ったら→すぐにiPadを開いて落書きする
【獲得経験値】
☑️自分の趣味を1つピックアップした
☑️趣味に取りかかるハードルを下げ、行動のトリガーを決めた
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手頃だけどそうでもない喜び の誘惑に負けてしまうという人は1日再構成法も試してみるといいでしょう。
↑1日再構成法では、自分の1日の中の行動をピックアップし、「どれぐらい楽しかったか・やりがいがあったか」という2点で測定する手法です。「自分がどんなものにどれぐらい喜びを感じるのか」ということを客観的に把握することができます。
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