「定年後に孤独になるんじゃないか不安…」
会社に行かなくなったら誰とも人と合う機会が減ってしまうんじゃないか?
そんな風に老後の生活を心配されている方は多いでしょう。実は心配するべきは寂しいことだけではありません。
孤独は身体的な不健康にもつながっているのです。
がん・アルツハイマー・肝炎…孤独は万病の元
孤独な人ほどがん・アルツハイマー・肝炎・クローン病…などなど様々な病気にかかりやすいことが分かっています。
なんと孤独はタバコと同じぐらい健康に悪く、大量の飲酒・肥満・運動不足よりも健康に悪いと言われています。
孤独がどうして万病のもとになってしまうのかというと、体が慢性的な炎症反応を起こすことと、感染症への警戒が弱まってしまうことが原因になっているのです。
慢性的な炎症とは?
慢性的な炎症状態になります。炎症反応とは傷を追ったときに治癒力を高めるために起こる正常な反応です。(体に入ってくるウイルスを撃退してくれる仕組みです。)
しかし慢性的に炎症反応が起こりづづけると、病気につながってしまうのです。
傷を負わなくても孤独によってストレスを感じるだけで炎症反応が起きてしまいます。
理由としては孤独は身の危険を示すからです。大昔の人間にとって孤独は大変危険なものでした。大人数でいれば敵に狙われるリスクは少ないですが、1人でポツンといると格好の餌食となってしまいますよね。
孤独=身の危険→傷を治癒する準備をしなくちゃ!と体が反応してしまうため、炎症反応が無駄に起こり続けてしまいます。
感染症への警戒が弱まるとは?
孤独は同時に感染症やウイルスへの免疫も落ちてしまいます。なぜなら、孤独でいれば他の人間からウイルスをもらうことはないと判断するからです。
必要のない感染症への警戒にエネルギーを使うのがもったいないと体が判断してしまいます。
孤独だと太りやすくなる!?
孤独は病気につながるだけではなく、肥満にもつながります。
ある研究では孤独な高齢者と孤独ではない高齢者を比べたところ、孤独な高齢者のほうが摂取するカロリーが多かった、と言われています。
さて、孤独は万病や肥満につながることがわかりました。
平均寿命が上がるにつれて、健康の価値は上がってきます。長く健やかな人生を歩むためにも孤独を克服することから始めるといいかもしれません。
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