「60代になりそろそろ定年」「老後の心配もしないとな」
という方へ。
老後の心配というと第一にお金のことでしょう。しかし、実際はそれだけではありません。僕が皆さんに一番心配してほしいのは「年寄りだからできることは少なくなる」という思考に陥ることです。
今からは100年時代。定年してから30年以上生きる可能性は十分あるのです。昔ながらの「僅かな余生を謳歌して死ぬ」というより、第2の人生をあゆみはじめるという表現が近いでしょう。
せっかく第2の人生が始まるというのに、「もう私は年寄りだから」という考えではもったいないじゃありませんか。そこで今回は第2の人生を充実させるメンタルの作り方をお話します。
第2の人生をリア充にするには?常に20年前を思い出そう
若々しいメンタルをつくる方法は簡単です。20年前の思考を保ち続ければいいのです。
エレン・ランガーという心理学者が行ったユニークな研究があるそうです。簡単に要約すると、
- 高齢者の被験者を集め、20年前の環境を再現した「教養所」で生活してもらう
- 教養所には手すりもなく、荷物も自分で運ばなくてはいけないといった環境
- 結果、20年前を再現した教養所で生活した被験者は段々とエネルギッシュになった
という実験です。
「段差がなくて手すりがあって孫が面倒を見てくれる」という環境で暮らすことを否定するわけではありません。無理をしろとも言いません。
しかし、年寄らしく暮らすのは「自分は年寄りだ」と自分に言い聞かせているようなものです。あえて若い時と同じ環境で暮らすことによって思考が変わってきます。
「まだまだこれから!」という思考を身につけ始めると実際に体も伴ってくるものなのです。思考の力はすごいですね。
「どうせ年寄りだから」という考えではなく、「まだまだ挑戦!」「まだまだ楽しむ!」という考えを持てる環境をつくりましょう。
実践アイデア:若々しい思考を保つ環境づくり
- 家でも20年前に着ていた仕事着を着て生活する
- 20年前にやっていた習慣をもう一度初めて見る(朝の運動の習慣など)
- 1週間にひとつ新しいことにチャレンジしてみる
- 副業に挑戦してみる
【獲得経験値】
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