今回は恐竜の交尾、つまりセッ○スについてお話ししようと思います。
10メートルもある生物がどんなプレイをしていたかは気になるところです。
ティラノサウルスの前足はセック○のためにある!?
ティラノサウルスと言えば、特徴的なのは頑丈な顎、大きい体、そして申し訳程度にぶらさがっている小さい前足です。
前足の長さは1メートルぐらい。図体はデカいのに腕の長さは我々人間とさほど変わらんのです。なんでじゃろ?
実は、顔が大きいからこそ手が短くなったのです。
恐竜は2足歩行と言えど人間のような直立姿勢で歩いているのではなく、頭と尻尾を水平にして歩いています。つまり、頭と尻尾で前後のバランスをとりながら歩くわけです。
ただ、ティラノサウルスぐらいのデカい頭を持つ場合、普通だと頭が重すぎてバランスがとれなくなっちゃうんですね。ティラノサウルスは、他の恐竜に比べて顎が横に広く、筋肉もついているので頭が重いんです。
ですから、そのままだと歩くときに前側に重心が傾いて、すってんころりん。となってしまうわけです。
そこで前側の重さを少しでも軽減するために、前足が小さくなったそう。
「だったら、いっそのこと失くしちゃえば?」「あの前足なんの役に立つんじゃい?」という悪口も出てきそうです。
ただ、ちっこい前足も一応役に立っていたんです。いくつか説はあるみたいなんですけど、ひとつは「起き上がるときに使ってたんじゃね?」という説。
休憩したり寝たりするときには腰を下ろすわけですが、腰を下ろしている状態から立ち上がるときの支えとして前足を使ってたという説なんです。
実際、ティラノサウルスの腕の付け根辺りの化石に疲労骨折の跡があったとか。あまりにおデブすぎて腕が耐えきれなかったんですね。(いや、結局腕役に立ってないやん)
前足の用途に関する別の説が「セ○クスのときに使ってた」というものです。
これに関しては後述するので、どんな風に使っていたか妄想を膨らませておいてください。
そもそも恐竜にペ○スはあるのか?
「恐竜にそもそもペニ○があったのか?」というのは分かりません。
というのも、ペ○スは軟組織なので(ときには硬くなるときもありますが)、化石としてほとんど残らないからなんです。
ですから、ペ○スがあったかどうかは現在生きている生物からの推測になります。
恐竜はは虫類ですが、のちに鳥類へと進化していったので、恐竜の生態を分析するときには、は虫類(ワニ)と鳥類の両方を参考にします。
鳥類やは虫類の生殖器は、「総排出腔」と呼ばれるものです。
総排出腔とは、その名の通り肛門・尿道・生殖口が一緒になっています。つまり、ウ○コを出すところから卵も産まれてくるのです。何となくですが哺乳類でよかった気がしますね。
オスの爬虫類の場合、総排出腔のなかにペニスを格納しているんだとか。で、セッ○スのときにニュルっと出すわけですね。
人間のペニスも普段は肛門にしまっておけば、修学旅行で朝勃ちしているのを見られて友達にからかわれたりすることはないのですがね。
次にオスの鳥類の場合ですが、鳥はペニスがそもそもないんですって。ですからセッ○スのときはボルトとナットではなくて、ナットとナットになっちゃうんです。挿入するというよりも密着させる感じなんですな。
ただ、鳥類でも例外があってペニスがある鳥もいるんです。
それが「コバシオタテガモ」という鳥類です。コバシオタテガモは「ペニスがある」という次元ではありません。ほぼペニスなんです。
というのもペニスが体の半分ぐらいのサイズなんですわ。人間で言うと、身長180センチならペニスは90センチ…。羨ましい。
まー、とにかく恐竜は爬虫類なので、ペニスは一応あったのではないかと考えられているそうです。
お好きな体位は?
さて、恐竜の生殖器について学んだところで、どういうプレイをしていかに迫ろうと思います。
恐竜の体位については、古生物学者のビヴァリ・ハルステッドさんという方が研究をされているみたいです。ちなみに、ハルステッドさんは恐竜の体位について講演をするときに、自分の奥さんを助手として連れてくることで有名だとか。
恐竜のセッ○スの体位は、他の多くの動物がするように「マウンティング」という形をとっていたんだそうです。
マウンティングとはオスがメスの腰に乗って生殖器を密着させることをいいます。人間で言うと後背位(バック)みたいな。
つまり後背位が正常位なわけです。
冒頭で「ティラノサウルスの前足がセッ○スの役に立っていた」と前置きしたのを覚えていますか?
その回答がこれです。メスにマウンティングするときにメスの腰を押さえつけるために使っていたんではないかと言われているんです。
当たっていましたか?当たってなかった皆さんはどんな妄想をされたんでしょうか。
「ステゴサウルスって、マウンティング無理じゃね?」
ただ、「恐竜がマウンティング(後背位)によってセッ○スしていた」という説に疑問の声がないわけではありません。
皆さんは「ステゴサウルス」という恐竜をご存じでしょうか?メジャーな恐竜なので姿がわかる人もいると思います。
ステゴサウルスは、剣竜類という種類に属する恐竜です。剣竜類はその名の通り、背中に剣のような板やトゲがあるのが特徴です。
そこで問題となるのが「剣竜のオスとメスが後背位で交尾しようとすると、メスの背中のトゲがオスの体に刺さってしまうのではないか?」という点です。少なくとも邪魔にはなりそうですよね。
ステゴサウルスならまだいいですよ。ステゴサウルスの背中の板はそこまで鋭利な感じではないですから。
問題は「ケントロサウルス」です。ケントロサウルスは、ステゴサウルスと同じく剣竜類の恐竜です。
ケントロサウルスの背中にはステゴサウルスのもの以上に鋭いトゲが生えております。また、ケントロサウルスの場合、背中だけではなく尻尾の横っちょもトゲトゲなんですわ。
ある実験で、ケントロサウルスの尻尾の可動域を考慮してマウンティングによる交尾をシミュレーションしたところ、メスの尻尾のトゲがオスのあそこにジャストミートするんだとか。
結局、恐竜のセッ○スの体位に関しては「多分マウンティングなんじゃない?」と言うぐらいで、どうも腑に落ちない感じです。
剣竜類のような恐竜は、独自に体位を開発していたのかもしれません。
恐竜は「おませ」だった
次に恐竜の性成熟についてです。結論から言うと、恐竜の性成熟はかなり早かったんだとか。
恐竜が「おませ」だったというのは、ティラノサウルスやテノントサウルス、アロサウルスのメスの化石から見つかった「髄様骨」から分かっているそうです。
髄様骨とは、カルシウムを貯蔵しておく器官の組織のことです。メスは妊娠中は髄様骨にカルシウムを貯めておき、体内で卵の殻(カルシウムが主成分)をつくるときに、髄様骨から供給されるようになっているんです。
つまり、化石から髄様骨が見られたら「妊娠中のママ恐竜なんだな」と分かるわけです。
そんでもって、見つかったママ恐竜がなんと10代のものだったんだそうな。ティーンエイジャーですよ。人間の感覚からすると10代で親になるのはちょっと早いですよね
実は恐竜がおませだったのは理由があるんです。
恐竜はからだが大きい分、体が完成するまでに時間がかかります。ですから、できるだけ早く性成熟して子孫を残さなければいけなかったんですね~
まとめ
夢中になってなって書いていたらまさかの長編になってしまいましたね。
まぁ、「恐竜×セッ○ス」なんて男にとってはロマンの塊ですから。
まとめておくと、
- 恐竜の生殖器は総排出こうにある
- 体位はマウンティング(?)
- ティラノサウルスの前足はメスを押さえるため(?)
- 剣竜類は体位に工夫が必要だったかも
- 恐竜は性成熟が早かった!
といった感じ。
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