今回は、筋トレの効果を高めたい方に「生活習慣にも注意しないと筋トレの意味なくなるよ~」という話をします。
筋トレの意味なくなる3つの悪習慣
睡眠不足で十分な修復ができなくなる
筋肉は修復・強化されることで大きく強くなります。ですから筋トレで筋肉に負荷をかけたあとは休息が重要なのです。
もっとも重要な休息は睡眠です。
というのも寝ている間は「成長ホルモン」が分泌されるからです。成長ホルモンは疲れた筋肉を修復して強化し脂肪を分解してエネルギーを作り出す働きがあります。
成長ホルモンはほとんどが睡眠時に分泌されます。
夜更かしをして睡眠不足になると成長ホルモンが十分に分泌されなくなり、筋肉を修正する効果も、脂肪を燃やす効果も滞ってしまいます。
夜食で脂肪が燃えにくくなる
筋トレをしているなかには「体の代謝をよくして痩せやすい体になりたい」と考えている方もいるでしょう。
しかし、寝る前に夜食を食べる習慣を直さない限り、筋トレだけで痩せるのは難しいです。
というのも、寝る前に食べると寝ている間の脂肪燃焼が起きないからです。
そもそも、人間は睡眠中にも呼吸をしたり心臓を動かしたりするためのエネルギーが必要です。
しかし睡眠中は当然食事をとることができないため、体内で蓄えた脂質や糖質などを分解してエネルギーに換えています。この働きを担っているのが「コルチゾール」です。
コルチゾールは夕食を軽く済ませた場合は寝ている間に分泌されますが、夜に食べ過ぎていると分泌量が低下します 。
なぜならエネルギー源となる糖質や脂質が血中に残っているため、体はそれを使えばいいからです。
ですので夜更かしや夜遅い時間帯に食事をしたりすると脂肪を燃焼できなくなり、肥満の原因になってしまいます。
せっかく筋トレの習慣をつけたなら、寝る前に食べ過ぎる習慣も直してみましょう。
「筋トレ後のビールは最高!」…でもそれ意味ないかも
筋トレを行った直後にアルコールを飲みすぎないことが大切です。
なぜなら、アルコールは筋肉の修復を邪魔してしまうからです。
筋肉が修復されるときには、肝臓の働きによりアミノ酸 からタンパク質が合成されてスムーズに筋肉の修正が行われます。
筋トレを行った後は筋繊維が傷ついた状態なのでそれを修復するために栄養を吸収しやすい状態になっています。「ゴールデンタイム」とも呼ばれますね。
「筋トレしたあとにタンパク質やプロテインを摂れ」と言われるのは、栄養を吸収しやすいタイミングを活かすためです。
しかし、この時に大量のアルコールを摂取すると、アルコールが素早く体に吸収されます。
アルコールを分解するのも肝臓の役割です。肝臓はアルコールを分解する仕事で手一杯になるため、筋肉の修正作業が後回しになってしまいます。
すると、筋肉トレーニングをした後に筋肉がつきやすくなるゴールデンタイムを逃すことになってしまうのです。
適切な休息をしない筋トレは逆効果
筋肉をつけるには、筋トレと休息の両方が重要です。
繰り返しになりますが、筋トレは筋肉を破壊するプロセスです。破壊しただけで筋肉が強くなるのではありません。休息をしっかりとって修復・強化されることで強くなります。
睡眠不足になったりアルコールを飲み過ぎたりすると適切な修復作業ができなくなるんでしたね。
破壊だけして修復をしないと筋肉はむしろ細くなってしまいます。筋肉が細くなると体の代謝が悪くなり、痩せにくい体になってしまいます。
つまり、わざわざ筋トレをして太りやすくなっているのでは何をしたいのか分かりません。
【今日のクエスト】しっかり寝よう。寝る前の2時間は何も食べない
筋トレから24時間はお酒を控えるのが無難。
【獲得経験値】
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