【知識系ブロガーなら知っておきたい】好奇心とアイデアを加速する「未公開」のテクニック

クリエイティブな働き方コース
この記事はこんな方にオススメ

完璧に情報を集めてからブログを書くようにしている

ブログを書こうとしても手が止まることが多い

最近モチベーションが落ちてきた

今回はブロガーさんにオススメの執筆テクニックをご紹介します。

 

未完成のブログをストックするべし!

「まだ情報が集まりきっていないからブログとして書くには早いな」として渋るのはもったいないです。

ブログは未完成だからこそまとめておきましょう。未完成のブログをストックしておくと以下のメリットが得られます。↓

  1. 「早く情報を補って完成させたい!」という気持ちから知的好奇心が生まれる
  2. 一度熟成させることで新しいアイデアが生まれる

 

未完成のブログが知的好奇心を産む

足りていない「ピース」が分かる

まだ自分のなかで素材が不十分だとしてもブログとして形にすることは有効です。

なぜならブログとして書くことによって、自分の知識の穴が明確になるからです

 

例えば「乳製品を摂りすぎるとニキビができる!」というテーマの記事を企画したとします。とりあえずブログとしてまとめてみましょう。

  1. 問題提起:健康にいいからと聞いて牛乳やヨーグルトなどをたくさん食べていませんか?
  2. 結論:実は乳製品を摂りすぎるとニキビができやすくなると指摘されているんです
  3. 根拠:?
  4. 具体策:?

こうしてブログのアウトラインを作ってみると、「あれれ?そういえば話の根拠がないな」「具体策として何を提案するか決まってないな」などと自分の知識の穴に気づいてきます。

 

話の根拠がないと分かったら、「じゃあ本の参考文献を当たってみよう」とか「他の本も調べてみよう」という好奇心が沸きます。

具体策がなかったら「この知識を実践するにはどうしたらいいかな?」とアイデアを考えるモチベーションになります。

 

「早く完成させたい!」という人間の習性を利用する

自分の頭のなかだけで考えるのではなく、未完成の記事として残すことがポイントなのです。

なぜなら、「記事を完成させたい!」と思うからです。未完成のむずむず感が「足りていない情報を補うために文献を読みたい!」という知的好奇心につながるのです。

 

この手法は心理学的にも理に敵っています。人間には「未完成のものを完了させたい」と思う習性があるからです。未完成で中断した作業をまたやりたくなってしまう心理のことを「オヴシアンキーナー効果」と言います。

ちなみに、似たような現象で「ツァイガルニク効果」も有名です。こちらは未完了で中断したものの方が完了したものより記憶に残りやすいという現象です。

 

ようするに、未完成のブログで知識の穴が見えると、その穴を埋めたいと思うので知的好奇心が沸いてくるわけです。

 

未完成のブログがインキュベーションを産む

熟成させると「インキュベーション」が産まれる

未完成の記事をストックすることで、「インキュベーション」をもたらしてくれるというメリットもあります。

 

「インキュベーション」とは、生み出したいアイデアについて考え続けた後でアイデアに関するところから離れて休憩などを取っている時に発想が生まれるという現象です。もともとはフランスの数学者であるポアンカレという方が提唱したんだとか。

 

例えば、机にかじりついて考えていたときにはまったく解けなかった問題が散歩に出掛けて気が抜けた瞬間にあっさり解けた。みたいな感じです。

代表的なインキュベーションはアルキメデスですね。アルキメデスは机で考えている最中ではなく、お風呂に入ったときにアルキメデスの法則」を思い付きました。

他の科学者や芸術家のなかにも一見無駄に見える散歩や交流の時間を作っていた人も多いんだとか。インキュベーションを理解して実践していたんですね。

 

インキュベーションが起きる理由としては、

  • 一度机から離れて他の刺激を受けることでアイデアが沸きやすくなるから
  • リラックスしたときに発想力が高まるから

などと考えられています。

 

頭の片隅に置いて熟成させる

ブログを書くときにもインキュベーションの原理を活用しましょう。

僕は1日の最初に一通りまとめたブログ記事を非公開の状態でストックしています。そして「もうひとアイデアないかな?」と1日かけて考えるのです。

 

例えば、「玄米で健康になろう!『玄米生活のススメ』」みたいな記事を企画したら、1日の始めに一通りの情報をまとめた記事を非公開で保存しておくのです。

そして、その日1日は「『玄米生活』をより多くの人に実践してもらうためにはどうしたらいいかな?」とアイデアを練っていきます。

 

とは言っても、ずっと机に向かっているわけではありません。散歩に出掛けたり昼寝したり家族と話したりゲームをしたりなどまったく関係がないことに取り組みます。

そうした「ダラダラタイム」を過ごしていると思いもよらずアイデアに巡り会えることがあります。実際、母親と話していたときに「玄米って胃腸に悪い感じがして苦手なんだよねぇ」「ぬかの匂いが嫌なんだよねぇ」みたいな話が出てきて、ちょうど僕が書きたい記事のヒントになったことがあります。

「なるほどそういう理由で玄米生活に苦手意識がある人もいるのかぁ。じゃあ玄米を食べやすくする方法を調べてみよう!」というアイデアに繋げることができました。

 

要するに、記事をストックとして置いておくことで普段なら見逃してしまう情報もアイデアとして活用できるんだよ。ということでした。

【今日のクエスト】まとまっていなくてもとりあえずブログに書いてみよう。非公開設定にして暇なときに見返そう

「記事がまだ完成していない」というむずむず感が知的好奇心やアイデアにつながります。

【獲得経験値】

 

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