今回は未来のために貯蓄を習慣づけたい人に向けた内容です。
- 給料日前になると「また使いすぎた……」と後悔する
- コンビニに寄るつもりはなかったのに、スイーツや飲み物を買ってしまう
- 「自分へのご褒美」と言って予定外の買い物をしてしまう
実は、未来の自分をリアルに想像することによって、貯蓄の意識を高めることができます。
VRで老いた自分を見ると将来のために使うお金が約2倍になった!?
2011年にノースウェスタン大学などの研究者が発表した論文によると、未来の自分を身近な存在だと感じると、お金を将来のために残そうとする傾向が高まったようです。
論文では「フューチャーセルフ」というキーワードが使われています。フューチャーセルフとは、年齢を重ねた未来の自分をイメージする考え方です。
介入
被験者を2つのグループに分けて比較。
- VRゴーグルをつけてもらい、年を取った未来の自分の姿を見た人
- VRゴーグルをつけてもらい、現在の自分の姿を見た人
その後、被験者全員に1000ドルの使い道を質問し、どんなことに使いたいかを想像させた。
結果
- 未来の自分の姿を見た人は、今の楽しみに使うよりも、将来のためにお金を残す傾向が強くなった。
- 具体的には、将来のために回した金額は、未来の自分を見たグループのほうが約2倍多くなった。
- 現在の自分を見たグループが約80ドル
- 未来の自分を見たグループが約172ドル
注意点
- この研究で分かったのは、未来の自分を見せることで、その場でのお金の配分が変化したことだけ。何年も貯金が続くことまで証明したわけではない。
- 健康的な行動などにそのまま同じ効果があるとまでは言えない。
考察
つまり、未来の自分を身近に感じられるようにすると、「将来の自分のために、今ちょっと我慢しよう」という行動につながる可能性があります。
理由としては、自分をいたわる心理が働くからです。年老いた自分を見たら「未来のために投資しよう」という気持ちになるのも納得です。
そのため、未来の自分をアプリやVRなどで具体的にイメージさせることが、貯金を促す方法になるかもしれません。
【実践ロードマップ】老け顔をつくってくれるアプリを活用しよう!
未来の自分の「老け顔」をつくろう
「AgingBooth」というアプリなら、自分の写真を撮るだけで、1分ほどで老け顔を見ることができます。
老け顔をつくってくれるアプリ「AgingBooth」

筆者も実際にやってみましたが、出来上がった画像を見た瞬間、ちょっとショックを受けました。リアリティを感じるにはちょうどいいアプリかと思います。
未来の自分を目につく場所に置こう
作った画像を普段の生活で自然に目にする場所に置きます。
例:
- 貯蓄・家計簿アプリのアイコンや背景
- スマホのロック画面
- 印刷して財布の中に入れる
例えば、スマホのロック画面に年老いた自分を設定し、衝動買いしそうになったときに自然と目に入るようにするとよいでしょう。
自動で支出管理できる「マネーフォワード ME」


年老いた自分が感謝してくれる場面を想像しよう
年老いた自分が目に入ったら、「ありがとう、おかげで老後の生活を楽しめているよ」と感謝してくれる場面を想像してみましょう。
習慣化しよう!
今回の内容を「◯◯したら、~~する」という一言にまとめましょう。毎日の習慣にする際の行動のきっかけになります。
例:
- タッチ決済で衝動買いしそうになったら → スマホのロック画面にいる未来の自分を見る
- ネット通販で「今すぐ買う」を押しそうになったら → 未来の自分の画像を10秒見る
- 大きな買い物をするとき → 家計簿アプリを開いて今月の支出を確認する
まとめ
- 未来の自分を身近に感じると、将来のためにお金を残す選択をしやすくなる。
- 年を取った未来の自分の姿をリアルに想像できると効果的。
- 老化加工アプリなどを使って、未来の自分の姿を具体的にイメージするといい。
未来の自分は、今の自分から見ると遠い存在に感じてしまいます。しかし、未来の自分も今の自分から続いている自分自身です。買い物や貯蓄で迷ったときに未来の自分を思い出すことで、「将来の自分のために、今どうするか?」と考えるきっかけを作ってみましょう。
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