- 自分中心に考えてしまったり他人に敵意を向けがち
- 心穏やかに生きたい
- 科学的に効果がある精神修行が知りたい
今回は、畏経行(いきんひん)に取り組むことによってエゴイズムを解消することができるぜ~というお話です。
「畏経行」で寛大な心を育てる
「ついつい自己中心的に物事を考えてしまい穏やかな心を保てない」という人は、畏経行(いきんひん)に取り組むと良いです。
畏経行とは身のまわりの自然や小さな感動に注目する手法です。
やり方は簡単。
歩きながら「この木は立派な木だな~」とか「こんな高層ビルを立てるのはすごいな~」みたいに感動のポイントを探すだけです。
実際、カリフォルニア大学の研究では自然に目を向けながら歩くだけで 心が穏やかになったぜ~という結果が示されています。
実験の介入
2078人の被験者に対し、大学構内を歩いてもらう。その際、被験者たちを二つのグループに分けて比較。
- 構内に生えているユーカリの木について驚きや感動のポイントを探しながら歩いてもらう(例えば、「木のうねり方がすげぇなぁ~」とか)
- 構内を普通に歩いてもらう
実験の結果
感動を探しながら歩いたグループ1において、他人に対して寛大な気持ちや社会貢献の気持ちがアップした
実験の考察
大自然やアートに対して言葉では言い表せない感動を覚えることを「畏敬の念」と言います。畏敬の念を感じることによって、「自分はちっぽけな存在だな」と自覚し、小さな心配事で気に病んでしまったり自己中心的になってしまう気持ちを軽減することができます。
【今日のクエスト】歩きながら感動のポイントを探そう
ステップ1:外に出かけよう
ステップ2: 驚きのポイントを探そう
例えば…
- 都会の景色を一望して「長い年月をかけて発展させたんだなー」とか
- 森の中に生えているたくさんの植物を見て「なんかすげー」とか
- 季節ごとに変わるカラフルな植物たちを見て「綺麗だな~」とか
攻略ポイント:自分の中に自然と入ってくる情報に注目しよう
普段よりも意識的に感動のポイントを探すことが重要ですが、無理に見つけようとする必要はありません。
あくまでも自然に入ってくる情報に身をまかせましょう。また、感動のポイントを言葉で言い表そうとする必要もありません。むしろ、人間の言葉では言い表せない素晴らしさに注目すればいいのです。
攻略ポイント:実際に紹介
皆さんが外に出たくなるように、我が家の周りの素晴らしい自然を紹介します。
「彼岸花は真っ赤な色をしていて綺麗だなあ。よく見ると複雑な形をしているんだなー」
「木が高いなー。成長するまでに時間がかかったんだろうなぁ」
「この葉っぱは何かツヤツヤしてていいなあ」
実際には写真に撮ったりする必要はありません。むしろデジタルデバイスは置いて外を満喫するのがいいかと。
【獲得経験値】
☑️外に出た
☑️自然や町を眺めて感動のポイントを1つ見つけた
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