【英語学習】「コーパス」を使えば語彙や文法が鍛えられる!

探究力
この記事はこんな方にオススメ
  • ナチュラルな英語を使えるようになりたい
  • 語彙力や文法を強化したい
  • 辞書で単語を調べれば意味は分かるけど、実際に表現をしたいときどの単語を使うべきか分からない

 

今回は、コーパスを活用することでよりナチュラルな英語を学習することができるぜ~というお話です。

 

「コーパス」とは自然な英語のデータベース

コーパス」とは日常会話・映画・小説…などで使われた実際の文章を集めた言語データベースのことです。

 

今回はコーパスで「アスタリスク検索」を活用していきます。

例:「予約は『reservation』だけど『予約をとる』は何て表現するんだろう?」と迷ったとき、

「* a reservation(予約をとる)」

…と検索すれば、*(アスタリスク)のところに当てはまる最適な単語を調べることができます。

実際に、ある研究によるとコーパスを活用することによって語彙力や文法を学ぶのに役立つということが分かっています。理由としては、日常会話などでどういう風に使われるかをリアルに知ることでその単語をいかに使うかを実践的に学ぶことができるからです。

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【今日のクエスト】コーパスを使いこなせるようになろう

おすすめのコーパスのサイトはこちら。スマートフォンでも一応使うことができます。

English-Corpora: iWeb
14 billion words, 22 million web pages

 

 

ステップ1:まずは自分が調べたいセンテンスを入力

「予約をとる」の表現が知りたいので、「* a reservation」と検索します。↓

ステップ2:出てきた文章を確認

先程の検索窓から検索を実行すると、以下のようなデータベースが出てきます。↓

注目するべきは表の部分。英語が書いてあるところのなかで一番上にあるのが最も使用されている表現です(赤傍線部)。ここでは「make a reservation」が出てきていますので、「make」を入れるのが自然な表現なのだと分かります。

横のFREQ(使用頻度)という数字も一応確認しておきましょう(赤丸部分)。ここでは「8671」と書かれています。データベースに登録されている表現のなかで検索に合うものがそれぐらいあったということです。

 

 

もう1つ例を出します。

例:「『あなたの電話番号を教えてください』と言いたいけど、『教える』の言い方が分からない。Tell?Teach?」

「You * me your phone number」で検索

 
検索窓に「You * me your phone number」と入力↓
 

↑見てみると「You give me your phone number」と表現されることが多いみたいです。FREC(使用頻度)は15。次の候補としてsend(送る)、tell(教える)などもありますが、giveを使った方がより自然だと分かりましたね。

 

 

以上が基本の使い方となります。

攻略ポイント:音声入力をうまく活用しよう

辞書などと違って文章で検索しないといけないので入力が面倒です。そこで音声入力を活用しましょう。

↑コーパス内の検索窓にカーソルを合わせたらキーボードのマイクのアイコンをタップします。

↑すると音声を認識するモードになるのですが、この画面で設定のマークをタップしましょう。設定では言語を選択することができます。

↑設定の画面にいけたらスクロールして「English(UK)」を探してください。チェックマークを入れれば英語で音声を認識してくれます。これで検索が楽になるかと思います。

 

「普通にGoogleで検索した方が早くない?」→英訳だと最適な語が出ないこともある

ちょっと疑問に感じた人もいるでしょう。わざわざコーパスで調べなくても「予約をとる 英語」って検索したら「make a reservation」ってちゃんと出たよ~?と。

確かにGoogleなどで直接調べてしまえば、英訳を出してもらうことができます。では、「あなたの電話番号を教えてください」と検索するとどうでしょう。

最適な表現である「You give me your phone number」ではなく、「tell」で出てしまいました。

 

これは単純な日本語から英語への英訳だと英語のニュアンスが反映されないからです。最適なワードである「Give」は「を与える」という意味があるので、英語圏では「電話番号という情報を相手に与えるからGive」という解釈が自然なのでしょう。

しかし、日本語の「電話番号教えて」を純粋に拾うと「Tell」が出てきます。Tellは「(情報など)を教える」という意味があるからです。もちろんTellでも間違いはないのですが、コーパスで検索した結果の通り、「Tell」のFREC(使用頻度)は2、「Give」は15ですので、Giveの方が圧倒的に自然です。

 

よりナチュラルな英語を話せるようになりたいなら、コーパスの活用は十分に価値がありそうです。

 

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