創造性を高める部屋の活用法

探究力

 

この記事はこんな方にオススメ
  • ものを散らかしてしまい片付けをするのが苦手
  • いいアイデアを思いつくためにはどんな工夫をしたらいいの?

 

今回は、散らかっている部屋を創造部屋として活動するといいぜ~というお話です。

 

片付けをするのが苦手という人も多いと思いますが、実は汚部屋はアイデアを創出する部屋として活用することができます。

 

根拠となる研究

実際に、ミネソタ大学のヴォーズらの研究によると、散乱している部屋の方が良いアイデアを思いついたと言う結果が出ています。

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実験の介入

48人の被験者に対して、以下の2つのパターンの部屋で、それぞれアイディアを考えてもらう。考えるテーマは、ピンポン玉を製造している会社に対して新しいピンポン玉の使い道を考えるというもの。

  1. 書類がきっちりと整理されたきれいな部屋
  2. 書類が散乱している散らかった部屋
実験の結果

散乱している部屋でアイディアを考えたグループ2の方がより独創的なアイディアを思いついた

 

実験の考察

汚部屋の方が発想力が高まる理由としては、集中力がうまい具合に阻害されるからだと考えられます。新しいひらめきを得るときには1つのことに集中しないほうがうまくいきます。

というのも、新しいひらめきを得るためには、論理的的に考えるだけではなく散乱した思考の中から新しい組み合わせを見つけていく必要があるからです。実際に、別の研究でも1つのことに集中しづらい性質の人の方が発想力には有利とも言われています。つまり、頭の中がごちゃごちゃの人ほど発想力に長けているのです。

 

几帳面で論理にとらわれてしまって面白いアイディアが出せないという人は、勇気を出して部屋をごちゃごちゃにして、いつもとは違う発想を得てみてはどうでしょうか。

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